米国期待の20代の2人、ジョナサン・バードとチャールズ・ハウエルIII/全英オープン
チャールズ・ハウエルIIIが契約違反!?
著名ゴルフ・エージェントのロッキー・ハンブリックは、オーランドでの11時間の調停の末、もとクライアントであるチャールズ・ハウエルIIIとIMGより、彼が「数百万ドルの示談」の和解を受理することになった。公判期日は4月に予定されている。ハンブリックは、当時まだ4年間残っていた契約を破棄したとして、ゴルフ界の若手スターであるハウエルを、不当な契約違反として2002年1月18日に訴えた。
また、ハウエルはハンブリック宛に19万5000ドルの約束手形を不履行にしたことも申し立てられていた。これはハンブリックがハウエルに飛行機をチャーターしたときに支払われたもので、同額の返済が要求された。またハンブリック側は、キャロウェイゴルフとハウエルの契約の交渉に費やした2年間のコミッション、年間およそ200万ドルの支払いも要求。ハンブリックはその後、現在ハウエルのマネージメントをする巨大エージェントIMGとハウエルのインストラクターであるデビット・レッドベターも加えて訴えている。
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ハウエルとハンブリックは、この「友好な」合意に満足しているという。二人は書類に署名した後握手し、互いの幸運を祈った。「これは双方にとって公正だったと思う」と南アフリカでのプレジデンツカップにきていたハウエルは語る。「ロッキーも私も成功するように願っているよ。2004年を新たに出直して世界一になりたいんだ。訴訟問題を抱えたままでいるのは良くない」。ハウエルはこの訴訟に時間をかけ過ぎたといい、もう関わらなくて良いことを幸せに思うと語る。
他方ハンブリックはこれで「十分補償されたとは思わない」。しかし「これで皆が日々の仕事にエネルギーを注ぐことが出来ることを考えれば、同意するのにはやぶさかではなかった。この合意自体では、そこでこの件に関して明確にされなければならなかったことがされたし、ハウエルが4年も早く契約を終了させたとき、我々がハウエルとIMGを訴えざるを得なかったことの是非も明らかになったと思う」。この同意で『ハンブリック・スポーツ・マネージメント』はハウエルのキャロウェイゴルフとの契約に関する顧問となった。ハンブリックは「チャールズとの関係を修復できると望んでいる」とコメントした。
Golfweek