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今日のタイガー/マスターズを制したタイガーウッズが前人未到の年間グランドスラムを狙う!!

全米オープン事前情報

その第2ステージとなる「全米オープン選手権」の会場は、名匠ドナルド・ロス設計のパインハースト2番コース(ノースカロライナ州)。

「マスターズ」から「全米オープン」までの9週間、タイガーがトーナメントに出場したのは3試合のみ。(ワコビア11位タイ、バイロンネルソン予選落ち、メモリアル3位タイ)。ラスベガスで開かれた【Tiger Jam】というコンサートのホストやカリブ海でのスキューバダイビングなどで休養時間も十分あったようだ。

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バイロンネルソンでの予選落ちで7年間続けていた連続予選通過記録が142試合で止まってしまい心配されたが、予選落ちの翌日の土曜日にはフロリダ州のホームコースで練習をしており、落ち込んではいないようだ。ハンク・ヘイニー氏とのスイング調整もいい方向に進んでいて「マスターズよりもショットの感じはいい」とメモリアルトーナメントのインタビューで語っていた。

これまでメジャー競技9勝しているタイガーウッズ、全米オープンは 2000年(ぺブルビーチ大会)、2002年(ベスページ大会)と2回制している。アマチュア時代に2度参戦していて、今回の出場が11回目となる。3度目の優勝となるとヘール・アーウィンに並び、4回制覇のベン・ホーガン、ジャック・二クラス、ボビー・ジョーンズ、W.アンダーソンについでの記録となる。

前回このコースで「全米オープン」が開かれたのは6年前の1999年。最終日17番ホールでボギーを叩いたタイガーは通算1オーバーでホールアウト。優勝した、故ペイン・スチュアートとは2打差の3位タイという結果に終わっている。

ドライバーの精度は相変わらず不安を抱えているタイガーだが、好調な3番ウッドや2番アイアンでのノックダウン「スティンガーショット」が大きな武器になることは間違いない。マスターズとは違い、一度スコアを落としてしまうと挽回するチャンスが少ないのが全米オープン。攻めのゴルフだけではなく、アクセルとブレーキをうまく使い分けたゴルフが要求される。

パインハーストで勝ち残るためには「グリーンを外したときの処理と3から5メートルのパーパットの入れ比べ」と多くの選手が語る。特徴のある砲台グリーンで左右に散るピン、狙いたい気持ちを抑えてパールートを優先して欲しい。グリーン周りの【ファンタジア】といえばタイガーウッズやフィル・ミケルソンだ。状況判断、想像力、対応力・・冷静な試合運びの経験でオールドマンパーとの戦いをしのいでいくに違いない。

予選ラウンドの組み合わせは、「マスターズ」でプレーオフの死闘を演じたクリス・ディマルコとイングランドの新鋭ルーク・ドナルドと同じ組となる。初日は早朝5組目のインスタート、2日目は午後1時のアウトスタートとなる。初日のスタート9ホールはとても難しい。アンダーパーがもちろん理想だが、この9ホールを1オーバー以内でクリアーすればGOOD。36ホール終了時にはリーダーボード1枚目に名前があがると予想する。

第2ステージはサバイバルゲーム。 焦らず、腐らず、欲を出しすぎず、粘り強く戦うことが大事だ。

解説 / アンディー和田

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