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今日のタイガー/2位に4打差の11アンダーで独走中!好調タイガーの秘訣とは!?

全英オープン2日目

午後1時31分のスタート。同伴競技者は昨日と同じホセ・マリア・オラサバル(スペイン)とロバート・アレンビー(オーストラリア)。メジャー最後のラウンドとなったジャック・ニクラスの組が3組前だったためか、5時間を超えるゆっくりのラウンドとなった。

気温は16度から22度。風は方向を変えることもあったが、基本的には西南西の方向から吹いていた。2日目は天候にも恵まれて落ち着いていたタイガーは、自分のゴルフをすることができたようだ。スイングの安定に加えて、大型ヘッドと45インチのグラファイトシャフトのマッチングが良かったのか、距離の短いパー4でうまくスコアを稼いだ。9番ではティショットで芯を外したが、グリーン近くまでボールを運んで2パットのバーディ。10番ではティグラウンドで風が変わり、果敢に攻めて1オンに成功。ここでもバーディを奪う。欲をいえば7番、8番、12番、17番でバーディチャンスを外したことと比較的易しい18番においてスプーンでのティショットをミスしバーディを奪えなかったこと。しかし、36ホール時点で4打差をつけトップを走っていることを考えれば満足しているはずだ。

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課題となっていたパッティングが初日、2日目と好調。軽いフックラインでは左手のグリップのプレッシャーを強くしていたように見えた。少し強めに握り、出球の方向と転がりの丁寧さが光っていた。さらにショットも安定しており、風の方向性にもよるが2つのパー5と4つのパー4でイーグルチャンスにつけれるパワーを備えたタイガーにウィークポイントは見つからない。今週のタイガーを止めることができるのは2002年(ミュアフィールド大会)の第3ラウンドで悪天候になり「81」を叩いたときのような自然の力だけかもしれない。36ホールを残し明日からはタイガーの一人旅になるのか?それとも誰が後ろからチャージしてくるのか?

明日の3日目最終組を一緒に回るのはモンティこと、コリン・モンゴメリー(スコットランド)。モンティとタイガーが初めて一緒に回ったのは1997年のマスターズの3日目最終組。タイガーは3打差をつけてトップに立っていた。タイガーにとってプロに転向して初めてのメジャー戦ということもあり、モンティは経験の浅さを考えて、「タイガーには優勝のチャンスはないだろう」と語っていた。しかし3日目には崩れたのはモンティだった。3日目は「74」、最終日は「81」の大叩きで30位フィニッシュ。タイガーは3日目に「65」、最終日に「69」で回り12打差をつけての初メジャー制覇という結果だった。モンティのリベンジは昨年のライダーカップ。初日の第1マッチ、モンティとパドレイグ・ハリントン組はタイガーとミケルソンのドリームチームを2アンド1で撃破して欧州チームの圧勝のスタートを切った。

モンティは気分屋なので明日いいスタートを切るとホームゲームのサポーターの声援が15本目のクラブとなって活躍してくれるだろう。6アンダーの3位グループにはビジェイ・シン(フィジー)や低い球が持ち球のピーター・ロナード(オーストラリア)、南アフリカの新鋭トレバー・イメルマンなどがいる。そして5アンダーグループにはセルヒオ・ガルシア(スペイン)やフレッド・カプルスも控えている。

タイガーはプレー後のインタビューで「全盛期時代のジャック・ニクラスと戦うことができたら、きっと楽しかっただろう」と語った。タイガーは死闘を繰り広げるようなライバルを欲しがっている。挑戦状を叩きつけることができる選手は誰になるのか?個人的にはカプルスあたりが絡んでくれるとかなり面白い展開になると予想する。

★2日目、タイガー・ウッズのデータ
フェアウエーキープ率:77.7%(16ホール中14回)
パーオン率:83%(18ホール中15回)
パット数:32パット
パーオンしたホールでの平均パット数:1.93
1パットホール:5回
2パットホール:2回
3パットホール:1回
パーオンをしなかったホールでのパーセーブ:100%(3ホール中3回)

解説/アンディー和田

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