全英オープン前日、有力選手のコメント
ニック・ファルドが若手を引き連れ練習ラウンド!
あと2日で46歳になる、過去6度のメジャー・チャンピオンに輝いたニック・ファルド。まるでスターウォーズのジェダイマスターが弟子達にその知識と技を伝授していくかのように、母国イギリスの若獅子、イアン・ポールター、ジャスティン・ローズ、そしてポール・ケーシーを引き連れ練習ラウンドを行った。
ポール・ケーシー
「すでにファルドは3度もここで全英を戦っているんだ。我々3人はとにかく彼がもっているコースの知識をなるべく多く吸収しようと必死だった。かなりの成果はあったと思う」
ジャスティン・ローズ
「ファルドの戦略は相変わらずアグレッシブだった。我々3人が2番アイアンで打っているところをファルドはドライバーで攻めていたから」
イアン・ポールター
「ファルドは数字に強い。ヤーテージをしっかり頭に入れてて、クラブ選択を厳密にやっているんだ」
ニック・ファルド
「若造たちを知る良い機会だと思ってね。近い将来にライダーカップで彼らのキャプテンを務めるかもしれないから」
しっかりと若者達の教育に力を注いでいたファルドだが、やはり遊び心はあった様子。ファルド&ケーシーvsローズ&ポールターで4ボールが繰り広げられた。
ジャスティン・ローズ
「ファルドが自分は年寄りですでにキャリアのピークを過ぎているんだから僕らに1打をくれっていうんだ。過去6回メジャーチャンピオンを取っているのに、なんで1打を上げなきゃならないんだ?って言ったら、だったら1回投げるのを認めろって言うんだ。結局、1回だけ足でボールを蹴り出すのだけはOKになってしまった・・・」
イアン・ポールター
「でもファルドが蹴飛ばしたのは私のボール。ピンに数センチに付けたボールを思い切りラフに蹴りこんだんだんだ。ひどいだろ?」
ジャスティン・ローズ
「結局、どんどんルールがファルド流に変えられちゃってね」
イアン・ポールター
「結局ファルド組に60ドル払ったよ」