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松山英樹、3アンダー16位発進に「うまく回れたと思う」

先週の「全英オープン」から一転、「RBCカナディアンオープン」の会場であるカナダ・オンタリオ州にあるグレンアビーGCは、暑く、芝は湿り、小さなグリーンが特徴的。それでも、松山英樹は「違和感はない」と、好調なプレーを見せた。

10番スタートのこの日、3Wでの第1打をいきなり大きく左に曲げてしまう。前方の木がスタイミーとなり、2打目はウェッジでフェアウェイに戻すだけ。しかし、3打目でピン右下3メートルに運ぶと、軽いフックラインを静かに沈めた。

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13番(パー5)では、2オンを狙った2打目をグリーン手前のクリークに入れてしまうが、ここでもドロップ後の4打目をピン右2メートルにつけてパーセーブ。15番(パー3)、8Iでピン上80センチにぴたりとつけてこの日初バーディを奪うと、18番(パー5)でも2打目でグリーン奧まで運んで楽々バーディ。その勢いのまま、4番までにさらに3つのバーディを追加して、通算5アンダーへと駆け上がった。

だが、終盤の6番、8番とドライバーでフェアウェイを外し、2つのボギーを叩いてしまう。大会前、(地面の硬さの違いを克服する)”きっかけ”となるショットを早く打ちたいと話していた松山だが、「それはあったけど、最後の方にバタバタと崩れてしまって続かない。もうちょっとっていう感じなんですが、そこがまだ自分に足りない部分」と、厳しかった。

それでも、5バーディ2ボギーの3アンダーは、16位タイの好スタート。「少し疲れはあるかなと思ったけど、その中で3アンダーで回れたのは大きかった」と、初日としては及第点。この日25パットとグリーン上で冴えを見せ、「こんなに入ったのは久しぶり。入らないのも惜しいパットが続いていた。うまくストロークできるようになったのが大きいです」と、頼もしい収穫も得て、2日目に挑む。(カナダ・オークビル/今岡涼太)

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