松山&石川が奮闘!全米プロを写真で振り返る
2013年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/08〜08/11 場所:Oak Hill CC
松山英樹、猛チャージで米ツアーシード権当確
ニューヨーク州のオークヒルCCで開催された今季メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」最終日。3オーバーの38位タイから出た松山英樹は6バーディ、2ボギーの「66」をマークし、通算1アンダーの19位タイでフィニッシュ。来季の米ツアーシード権獲得をほぼ確実なものにした。
「通算2アンダーならばトップ10に入れるかもしれない」。前日3日目の後退により、中位からのスタートとなった最終ラウンド。松山は序盤の3番(パー3)でティショットをグリーン奥にこぼしてボギーが先行。しかし「昨日の練習から、すごくいい感じで打てそうな雰囲気が出ていた。今日は自信を持ってやれた」と得意のグリーン上でのプレーが冴えわたった。
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6番で下りのラインを読み切ってバーディを奪うと、後半インでスイッチが入る。10番で5メートル、そしてセカンドをピンそば1.2メートルにつけた12番からは「普通にやっていました」と言いながらも、ショットもピンに絡みはじめ、怒涛の4連続バーディ。第1打を左ラフに入れた最終ホールも、3オン1パットでパーセーブ。シード権取得のため、今週設定していた目標はトップ20だが、得意の最終日のカムバックでそれを見事クリアした。
今季の獲得賞金額を67万6240ドルに積み上げ、賞金ランキングだと113位相当。シーズン終了時の125位入りをほぼ確定させた。「ほっとします。できれば先週(ブリヂストンインビテーショナル)で決めて、今週は伸び伸びやりたかった」と安どの表情を見せた。
東北福祉大の阿部靖彦監督によれば、晴れて来季のツアーメンバー入りが正式決定した際には、10月第2週に始まる新シーズン(2013-14年)の開幕から出場する考え。年内はマレーシア、中国での米ツアー開催試合が行われることもあり、当面の間は国内を拠点としながら出場する。また、日本ツアーの出場義務試合数(16試合=メジャーおよびWGCを含む)も全うする意向で、秋口からはより多忙な毎日が待っている。
だが松山のモチベーションは上がるばかり。まずは明日12日(月)にノースカロライナ州へ移動し、次週レギュラーツアー最終戦「ウィンダム選手権」に備える。「良い形で終われたので、来週に向けてまた練習して頑張りたい。成績には満足しているけど、自分に足りないものがまだたくさんある」。手綱を緩める暇はない。(ニューヨーク州ロチェスター/桂川洋一)
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