過去画像も満載! 石川&松山“競演”フォトギャラリー
2013年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:10/31〜11/03 場所:シェシャンインターナショナルGC(中国)
石川遼と松山英樹はどちらが上か?
今週、中国・上海にあるシェーシャンGCで開幕する世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」に揃って出場する松山英樹と石川遼の2人。月曜日に9ホールをラウンドした石川と、前週のマレーシアから昨日現地入りした松山が、この日火曜日にアウト9ホールを共にラウンド。同コースでのプレーは今大会で3度目(09年、10年)となる石川が、松山に狙いどころや注意点を教えながらのラウンドとなった。
3年前は「芝の張り付きが若く感じたし、雨も降ってグリーンが軟らかかった。だけど、今週は硬くて速い」と、石川は言う。例年、このコースでの優勝スコアは20アンダー程度までいくが、「今年20アンダーくらいまでいっちゃうとしたら、レベルが高い」と、コンディションを勘案した石川の想定は、やや低めだ。「1日4アンダーを目標に、もしかしたら16(アンダー)くらいが優勝争いのスコアになってくるかも」と、設定した。
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体に馴染んだ日本ツアーのスケジュールの関係で、毎年秋口に調子が上がってくるという石川。今年は米ツアーの新シーズンが10月から始まっており、「自分にとっては得意な時期」と、石川の好スタートには時期的な要因も絡んでいるようだ。
一方の松山は、今週に入ってからも背中の痛みはひいていない。「少しは良くなっているけど、不安がなくなるほどではない。これから休んでプロアマで調整したい」と、万全とは言い難い。この日も「練習しても、ただ打っているだけ」と、石川と回りながらもコースを確認するのが最低限で、ショットを仕上げるというレベルには至らなかった。
「自分の中ではしんどくも何とも思っていないけど、体は自分の気持ちとは全然違った。4ラウンドやらないといけないので、それも考えながらです」と、まずは72ホール完走を目指し、スイングも50~70%の力加減に抑えて臨むことになりそうだ。
最新の世界ランキングでは松山の28位に対して、石川は113位。だが、2013-14シーズンのフェデックスカップランキングでは石川が6位(293ポイント)につけ、松山は10位(177ポイント)とその立場は逆だ。周囲は石川と松山の比較でざわついているが、その問いに対する答えは、石川の言葉が明確だ。
「今の段階でどっちが上とか話しても、なんにもならない。世界1位なのか、2位なのかという話ができないと意味がない。どっちが先に行くかというより、将来お互い優勝争いできることを目指して、お互いに高め合っていきたいと思います」。(中国上海/今岡涼太)