石川遼のフォトギャラリー
2014年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/23〜01/26 場所:トーレパインズGC (South)(カリフォルニア州)
谷原と遼、食事会で英気を養う
2014/01/23 09:54
カリフォルニア州サンディエゴ近郊にあるトーレパインズGCで開催される「ファーマーズインシュランスオープン」に、松山英樹、石川遼の両PGAツアーメンバーと共に出場する谷原秀人。今週は谷原が2人のアニキ分として“いい味”を出している。
日曜日、火曜日と谷原は東北福祉大の後輩、松山と共に練習ラウンドを行った。谷原の気さくな雰囲気は、けがからの復帰戦となる松山の緊張も、表情も和ませる。そして、火曜日の夜は、石川らと共に晩御飯を楽しんだ。「ゴルフの話はしてないっすよ」と谷原は言う。「でも盛り上がりましたよ。僕らはいつも盛り上がるんで」。06年にバルバドスで開催されたワールドカップでチームメイトとなった平塚哲二の影響で覚えたお酒が、いまでは遠征のよき相棒となっている。
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石川も「昨日はすごく楽しかった。日本人3人というのは、僕にとってはすごく新鮮です」と、リフレッシュした爽やかな笑顔。開幕前日の練習も、「明日のことは考えずに、今やるべきことに集中した」と気負わず、黙々と球を打った。
前日、パターをコースによって替える可能性を示唆していた谷原だったが、最終的にはエースパター1本で行くことを決意した。エアレーション跡や芝の付き具合で、“ボコボコ”だという初日に回るノースコースのグリーンは、「運がないと入らない」と見極めたから。
そんな言葉も、過度な期待を受け流す谷原の策略のひとつだと考えたい。PGAツアーの公式サイトで注目海外勢の1人に挙げられたことを本人に伝えると、「迷惑な話ですよね」と、途端に顔をひきつらせた。基本的にはそっとしておいてもらいたい。「もうそこまでガツガツしなくなったし、いつも通りです」と、日本ツアー10勝を誇る35歳は、盛り上がる周囲の火消しに懸命だった。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)