ニュース

米国男子バルスパー選手権の最新ゴルフニュースをお届け

2014年 バルスパー選手権
期間:03/13〜03/16 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)

スネーク・ピットを攻略 42歳のセンデンが8年ぶり勝利

勝負の分かれ目はやはり“蛇の巣穴”にあった。フロリダ州のイニスブルックリゾートで行われた「バルスパー選手権」最終日。6アンダーの3位から出たジョン・センデン(オーストラリア)が「70」で回り、通算7アンダーとして逆転勝利を手にした。

最終組のロバート・ガリガスケビン・ナが中盤までに後退し、一時はトップから3打差以内に9人がひしめく混戦となった。15番(パー3)をボギーとしたセンデンは、3人が並ぶ5アンダー首位タイで終盤3ホールへ。コッパーヘッドコース名物の難関、通称「スネーク・ピット(蛇の巣穴)」に突入した。

<< 下に続く >>

16番、ティショットを右に大きく口を開ける池とは反対の、左の林に突っ込んだ。しかしボールの下に敷き詰められた枯れた松葉を粉砕したセカンドショットは、フックボールでグリーン手前へ。「打った瞬間いいショットだと思った。グリーンを狙えるいいポジションだって」。そして続く第3打、アプローチは「出来るだけ寄せなくてはいけなかったが、思い通りのボールになった」とカップの中へと消え、チップインバーディで単独首位に立った。

さらに17番(パー3)では、ピンの左から6メートルを沈めて2連続バーディ。センデンの後ろの組で最後まで追いすがったケビン・ナも、同じ17番でバーディを決めて再び1打差に迫ったが「ずっとリーダーボードを見ていた。18番で彼がパーを拾って、バーディが必要だと分かった」と“蛇の巣穴”を攻略したセンデンのプレーがプレッシャーを与えていた。ナは最終ホールでラフからのセカンドショットがフライヤー気味に飛び出し、ピン奥から10メートル以上のバーディパットを強いられ、プレーオフに持ち込むことはできなかった。

42歳のベテランは2006年「ジョンディアクラシック」以来、実に8シーズンぶりの勝利。昨年に続く「マスターズ」の出場権も手に入れ「今日までまったく考えられなかった。スケジュールを調整しないと」と喜んだ。「最近のツアーには素晴らしい若手が本当にたくさんいる。でも自分もまたきっとできると信じ続けていた」。

イアン・トリッグス、イアン・ベイカー・フィンチ、パット・オブライエンと様々なコーチとのセッションが結実。PGAツアーの2013-14年シーズンで初めての40代のチャンピオンになった。(フロリダ州タンパ/桂川洋一)

関連リンク

2014年 バルスパー選手権

GDOゴルフ速報アプリ

松山英樹や石川遼の活躍をiPhoneへお届け【GDOゴルフ速報アプリ】
注目度が高まっている米PGAツアーや、国内男女ツアーなどの試合速報をいち早くあなたのiPhoneへお届けします。
● 各ツアーの速報をiPhoneへ配信!
● 見やすいフォントサイズに変更できます!


あなたにおすすめ

特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!