【スーパースロー】石川遼のドライバーショット
2014年 シェル ヒューストンオープン
期間:04/03〜04/06 場所:ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン(テキサス州)
同組選手の治療で30分待ちも…遼「マスターズ」は風前の灯火に
パット数だけ見れば、昨日も「30」で今日も「30」。だが、スコアでは5打違った。「シェルヒューストンオープン」2日目、石川遼は1バーディ3ボギーの「74」。通算1アンダーの55位タイへと順位を落とし、テキサスの強風の前に「マスターズ」出場の夢もかき消されそうだ。
スタートホールの1番から違和感はちらついていた。6メートルのバーディパットはカップをかすめることなく横を抜けた。「突風が吹いて、下りが上りみたいな感じになったり…、かなり風に影響されました」。4番(パー5)で1.5メートルを沈めたのが最初で最後のバーディとなり、その後はグリーン上で首をひねり、天を仰ぐ姿ばかりが繰り返された。
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15番(パー5)では同組のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)がティショット直前に左手指の痛みを訴えて、トレーナーの治療を受けるために30分近く待たされた。後続のフィル・ミケルソンらの組を先に行かせ、それでもグリーン上では1メートルのバーディチャンスにまでこぎ着けた。
「中断しているけど、練習できないという状況。ショットはそこまで影響ないけど、前のパットからだいぶ時間が空いているので全然フィーリングが出なかった」と、これを右に押し出してのミスパット。「流れが良くなかった」と肩を落とした。
昨年は予選落ちを喫した大会で、今年は週末も戦えるのがせめてもの救い。「ほんの1つの流れでパープレーでは抑えられた。ショットは良くなってきているし、明日が楽しみ」と石川は懸命に前を向いた。(テキサス州ヒューストン/今岡涼太)
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