キーガン・ブラッドリー、アンカーリング禁止に備えパターを変更
2014年 シェル ヒューストンオープン
期間:04/03〜04/06 場所:ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン(テキサス州)
キーガン・ブラッドリーのルーム・メイトが大躍進
次週に今季メジャー初戦の「マスターズ」を控え、みんなどことなく気もそぞろといった雰囲気のゴルフクラブ・オブ・ヒューストンで、1人の無名選手がリーダーボードの上位に顔をのぞかせている。
その男は、マサチューセッツ州出身の27歳ジョン・カラン。3週間前、ウェブドットコムツアーの「ブラジル選手権presented by HSBC」で優勝して、現在同ツアーの賞金ランキング3位につけるカランは、昨年はいわゆるミニツアーと呼ばれるNGAツアー(旧フーターズツアー)の賞金王(獲得賞金99,718ドル/約1,027万円)に輝いた。そして、年末のウェブドットコムツアーのファイナルQTで42位タイに入り、今年はウェブドットコムツアーを主戦場に戦っている。
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PGAツアーの出場は今年でわずかに5試合目。だが、彼のそばには偉大なロールモデルがいる。2011年の全米プロ覇者キーガン・ブラッドリーが、高校の同級生で、今では5年目に入ったルーム・メイトでもあるのだ。
「彼は僕のゲームに多大な影響を与えてくれている。一緒にいて楽しいやつだよ。もう10年の付き合いになる友達だ」とカラン。ブラジルでウェブドットコムツアー初優勝を飾った際には、ブラッドリーに街へ連れ出され、約10人の友人たちと祝賀ディナーを催したという。「2000ドル(約20万円)は掛かったね!」
「シェル ヒューストンオープン」3日目を終え、そのブラッドリーは現在イーブンパーの42位タイ。このままカランが上位でフィニッシュすれば、1試合だけで昨年NGAツアーで稼いだ賞金額ほどの収入が転がり込んでくる。果たしてその時、カランにはどんな出費が待ち受けているのだろう?(テキサス州ヒューストン/今岡涼太)