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松山英樹 本格参戦1年目のシーズンは「ダメでした」

2014/09/15 07:45

ジョージア州のイーストレイクGCで開催された米国男子ツアー「ツアー選手権byコカ・コーラ」最終日。19位から出た松山英樹は2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「73」(パー70)で回り、通算6オーバーの22位でフィニッシュした。フェデックスカッププレーオフ最終戦を終えてポイントランキングは28位。6月初旬「ザ・メモリアルトーナメント」でツアー初勝利を挙げた1年を想い起こしても、厳しい言葉を並べた。

昨年10月に開幕した2013-14年シーズンの締めくくりのラウンド。曇天のもとでの松山のプレーは、前日までの3日間同様、決め手を欠いた。390ydと短いパー4の序盤3番でティショットを左ラフに曲げ、2打目を前方の木に当てて結局3オン。13mから3パットを喫してダブルボギーが先行した。7番は奥からのアプローチがカップに蹴られてチップインバーディならず、続く8番は2mのバーディチャンスを決めきれない。

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「良かったり、悪かったり。その繰り返し」。波に乗れないまま、バーディは3mを決めた9番(パー5)、残り120yd強の第2打をピンそば2mにつけた14番にとどまり、悔しさいっぱいにホールアウトした。

日本勢で史上4人目の米ツアー制覇、2008年の今田竜二以来6年ぶりの最終戦進出を決めたシーズンだったが、終盤戦、そしてこのプレーオフでの戦いぶりが、松山の表情を一層曇らせた。1年を振り返り、発した第一声は「うーん、ダメでしたね」

「勝って、トップ10も何回か(計4回)入った結果だけを見れば、すごく満足いくシーズンかも知れないけれど、僕の中では(優勝以外で)たった3回のトップ10ではうれしいと思わない。体の状態が良くなかったフェニックスで上位(2月ウェイストマネジメントフェニックスオープンで4位)に入れたのに、状態がいい今、全然入れないのはなぜだろうと。成績を出せないもどかしさがある」

3週間のオフを経て、新シーズンは10月9日(木)開幕の「フライズドットコムオープン」でスタートする。一時帰国して日本で束の間のリフレッシュ期間を過ごしたあと、まずは開幕戦から2戦続けて出場する予定。その後は米ツアーのアジアシリーズ、そして国内でのトーナメントにも臨む。

「これがシーズンの区切りだとは思っていないです。3週間のオフがあるというけど、時間は足りない」。体は休めても、ハートのエンジンはかかったまま。松山英樹はまだ走ることをやめない。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

2014年 ツアー選手権byコカ・コーラ



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