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黒人初のツアーメンバー、シフォード氏が死去 92歳

黒人初の米ツアーメンバーとしてゴルフ界の人種差別と闘ってきたチャーリー・シフォードが3日(火)、死去した。全米プロゴルフ協会が4日に発表。92歳だった。

1922年6月にノースカロライナ州シャーロットで生まれ、13歳の時にキャディとしてゴルフに携わるようになった。52年に「フェニックスオープン」でツアー初出場。61年、入会資格を白人に限定してきたツアーの規則を撤廃させてメンバーとなり、キャリアで通算2勝をマーク。米シニアツアーでは75年の「全米プロシニア選手権」を含む2勝を挙げた。

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2004年には黒人選手として初めて世界ゴルフ殿堂入り。昨年11月には大統領自由勲章を受けたばかりだったが、近年は脳卒中を患っており、オハイオ州の病院で生涯を終えた。

米国男子ツアー(PGAツアー)のコミッショナー、ティム・フィンチェム氏は「チャーリー・シフォード氏は私たちのスポーツの先駆者でした。壁を壊し、誰もが最高のレベルで戦えるようになり、PGAツアーの発展につながった。彼の世界殿堂入りは特筆すべきキャリアの中でも重要な瞬間だった。粘り強く、傑出した選手であったことの証明でした。ご冥福をお祈りします」とするコメントを発表した。

タイガー・ウッズも今週開催の「ファーマーズインシュランスオープン」の会場で「本当につらい。彼はずっと僕のおじいちゃんのような存在だった。彼が戦ってくれなければ、僕はここにいない。父がゴルフを教えてくれることもなかっただろう」と悲しみを口にした。



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