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石川遼 難関・南コースでイーブンパー発進

カリフォルニア州のトーレパインズGCで開幕した米国男子ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」初日、石川遼は難度の高い南コースを3バーディ、3ボギーの「72」で回り、イーブンパーの暫定67位で滑り出した。

連続するピンチをかいくぐった、及第点のつくラウンドだ。最終18番(パー5)、下り8mのバーディパットを沈めた石川は「ボギーを打ちそうなホールが何回もあって、しのいで、しのいで、しっかり我慢できた。3オーバー、4オーバーしてもおかしくないのをショートゲームでカバーできた」と、緊張感をやっとのことで解放した。

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早朝からの濃霧の影響で、2時間半遅れてのティオフ。第1打を右ラフに曲げた1番でいきなりボギーを叩いたが、7番では5mのパーパットを沈めて力強くガッツポーズ。ティショットが左のネット際に止まり、2打目で左打ちを余儀なくされた9番(パー5)をボギーとした直後に、10番でラフからの2打目を1.5mにつけて最初のバーディを決めた。

15番は深く、重い左ラフから残り175ヤードを7Iでピンそばにピタリとつけ2つ目。パーオン成功ホールは11ホールにとどまったからこそ、忍耐力が光る。例年、平均スコアの悪い南コースでのイーブンパーゆえ「いいスタートだったと思う」と話した。

今週はパターのグリップそのものに加え、握り方を試合中に試行錯誤しているが、この日は2試合連続で予選落ちを喫した前週に比べ、1Wショットに好感触があるという。

「ドライバーがだいぶ良くなって来ているので、そこからつなげていくことができそう。今のままで満足ではないけど、とくに変えることはなく明日プレーしたい。先週よりも力みがなくて、自分が意識している重心の位置、リズムが良くなってきた」

北コースでの2日目のスコアを「最低限、アンダーパー」と見据え、居残り練習に勤しんだ。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)

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