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石川遼 3試合連続の予選落ち「技術が足りない」

カリフォルニア州のトーレパインズGCで行われている米国男子ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」。全選手が北コースと南コースの2コースをプレーする予選ラウンド2日目、石川遼は北で4バーディ、4ボギーの「72」とスコアを伸ばせず、2015年に入り3試合連続の予選落ちを喫した。

全選手、2日間の両コース平均スコアは南が73.594、北が70.232。3ストローク以上の難易度の差がついた結果からいえば、初日に南コースで「72」にまとめた石川はやはり上々の滑り出しといえた。それでもやはり、勝負所でプレーが噛み合わない。この3試合は予選カットラインに2打、1打、1打足りなかった。

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インスタートの2日目は1.5mを外した前半12番(パー3)でボギーが先行。続く左ドッグレッグの13番でドライバーショットを右サイドのラフに曲げ、連続ボギーを叩いた。「序盤に左へのミスが続いて、それを嫌がって右に出した。自分で流れを悪くした」

後半1番までに3バーディを奪って巻き返したが、3パットボギーを叩いた6番(パー3)から再び2連続ボギー。最終18番(パー5)で2mのバーディパットをねじ込んでも、及ばなかった。

この日の4バーディはすべてパー5で奪ったもの。それも苦難の連続だった。14番、18番、1番はいずれもドライバーで打ったティショットを深いラフに入れ、6Wでなんとか前進させてショートゲームで拾った。最終9番でついに1Wでフェアウェイを捕えたが、アイアンで狙った2打目をグリーン左のバンカーに突っ込み、思わずクラブを振り回して悔しがった。「最後のティショットでイーグルのチャンスを作りながら、セカンドでミス。それがいまの自分」

無念の3戦を終えて、次週は休養と調整に充てる。翌週の「ノーザントラストオープン」は7年連続の出場となるが、過去3度予選落ちを喫しており、昨年はグリーンへの苦手意識が浮き彫りになった。

「(3パットボギーとした)6番も(第1打で)グリーンに乗っても、15mくらい右に行っている。ああいうショットを打っている時点でまだまだ。気持ちの問題ではない。単に技術が足りない。状態が良くない」。オフから取り組んできたスイング改造は実を結ぶか。揺れ動く気持ちを、必死に抑えている。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)

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