2015年 WGCキャデラック選手権
期間:03/05〜03/08 場所:トランプナショナルドラール(フロリダ州)
松山英樹 首位と大差もショット復調に「まだ分からない」
2015/03/07 10:04
世界ゴルフ選手権「WGC キャデラック選手権」の2日目。4オーバー59位で1番からスタートした松山英樹は、前半にバーディを先行させたものの中盤に崩れ、3バーディ、3ボギーの「72」でホールアウト。スコアは伸び悩んだものの、通算4オーバーの41位に浮上して前半2日間を折り返した。
初日よりも風は弱かったものの、この日の平均ストロークは初日の73.356を上回る73.466。松山は序盤、停滞するリーダーボードを着々と上っていった。
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2番でピン右から8mをねじ込みバーディ先行。初日にもっとも難度が高かった7番では、残り162yd、アゲンストの風が吹くフェアウェイ左バンカーからの2打目をピン手前1.5mにつけてバーディを重ねた。
グリーンは日に日に硬さを増す中、パーオン率66.67%(12/18)は全体の11位タイを記録。「ショットはだいぶ良くなってきて、ピンに向かうようになってきた」と手応えを増しながらも、ショートゲームのミスが松山の加速を鈍らせる。
8番(パー5)では、2オン狙いの2打目はグリーン奥にこぼれ、アプローチは再びグリーンをオーバー。この日、難度がもっとも低かったチャンスホールをパーとすると、続く9番(パー3)は1.5mを外してボギー。折り返し後の10番(パー5)も、約100ydの3打目をピンにつけられず、12番、13番では2mのパーパットがカップを逸れた。「うまく波に乗れない感じのゴルフだった」。中盤の失速を口惜しそうに振り返った。
「パットとアプローチがもっと上手くいけばスコアも伸びてくる。明日に上手く伸ばして、最終日も伸ばせればまだまだ分からないと思う」。13ストローク先にいる首位の背中を、まだ見失ってはいない。(フロリダ州ドラール/塚田達也)