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2015年 ザ・プレジデンツカップ
期間:10/08〜10/11 場所:ジャック・ニクラスGC(韓国)

米国選抜が6連勝 ミケルソン「また出たい」

薄氷を踏む勝利に誰もが安堵した。2年に1度の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」。世界選抜のホーム、韓国ジャック・ニクラスGCで行われた第11回大会は米国選抜が15.5-14.5で大会6連勝での9勝目を飾った。

大会3日目までに米国が積み上げたリードはわずか1ポイント。最終日のシングルスマッチプレーは前半、多くの組が優勢に試合を進めたが、終わってみれば前日までの差をキープするので精いっぱいだった。「きょうは焦る時間帯もあったが、選手たちはやるべき素晴らしいプレーを見せてくれた。フィル・ミケルソンをのぞいた他の選手がみな息子に思えたよ」とジェイ・ハース主将。最終組では実の息子のビル・ハースが地元の大歓声を受けたベ・サンムン(韓国)を最終ホール下し、大きく息を吐いた。

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主将推薦で選んだ最年長のミケルソンには当初、精神的支柱としての役割を与えたが、4試合に出場し3勝1分と大車輪の働き。レフティは「団体戦はやっぱり大好き。彼らと戦えてよかった。プレッシャーを1週間通して感じられてよかった。また出場したい。まずは来年のライダーカップ。今度は(ランキングで自動選出されて)キャプテンが選ばなければいけないポジションにはいたくない」とさらなる意欲を語った。

1998年大会以来の通算2勝目に、あと1ポイントが届かなかった世界選抜のニック・プライスキャプテンは「人生の中でとても素晴らしい週になった。米国選抜、ジェイ・ハースを素直に讃えたい。何度もロープの中で試合を観てきたが、これほど素晴らしい試合はなかなか見られない」と悔しさをにじませながら話した。

ホームアドバンテージを利用し、今大会は3日目までのダブルスマッチプレーの数を直前に4マッチ減らした。「土曜日を終えた段階で1ポイント差。きょうを本当に楽しみに迎えられた。ここ12年で最もエキサイティングな試合、(引き分けだった)2003年大会に匹敵したと思う。出来る最高のプレーを選手たちはした」と胸を張る。母国で副キャプテンを務めたチェ・キョンジュ(韓国)も「このフォーマットを今後も続けるのが良いと思う。今大会は最後の瞬間までどちらが勝つか分からなかった」と話した。(韓国・仁川/桂川洋一)

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