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最下位スタートの松山英樹 18番で痛恨の8打「最後に台無し」

「独走してますね、僕…」。最下位スタートの悔しさを隠すように松山英樹は苦笑いした。タイガー・ウッズの招待試合「ヒーローワールドチャレンジ」が3日、バハマのアルバニー・チャンピオンシップコースで開幕。世界ランク上位者など18人が出場するエリート大会の初日、松山は2バーディ、1ボギーとして迎えた最終18番でティショットを2度池に入れて「8」の大叩き。「75」で3オーバー18位は、すぐ上の順位の15位タイの選手に4打差をつけられる出遅れとなった。

風が穏やかなコンディションで、松山が想定したのは「4アンダーがパープレーくらい」というロースコアの戦い。序盤からショット、パットがかみ合わず、もどかしさが募った。6番(パー5)までに1パットパーが5つ。8番(パー3)でティショットをピン右奥3mにつけて最初のバーディとしたが、その後はチャンスを決めきれない。第1打をグリーン左に曲げた12番(パー3)のボギーで後退した。

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2打目をグリーン右奥まで運んだ15番(パー5)で2つ目のバーディを決めたものの、迎えた18番に大きな落とし穴があった。ティからグリーンまで左サイドが池になっているパー4で、1Wを強振し、そのハザードに入れた。3Wに持ち替えた打ち直しの3打目も池に打ち込み、5打目でようやくフェアウェイをとらえた。

前日のプロアマ戦では同ホールで最初から3Wでティショット。「(1打目は)1Wじゃなくても良かったと思いますけど、バーディを獲りたくて…。そこを1Wで打つ力がなかった」。結局7オン1パット。スコアを伸ばせない焦りが、持ち前の冷静な判断力をわずかに鈍らせた。

2週前の国内ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」終了後から、ダウンスイングに改良を施している。スタート前のドライビングレンジでは納得顔だったが「練習場とコースは違うという前提で考えているが、練習でやっていることがうまく試合に出せなかった。そのスイングはまだできていない、試合で使えるスイングではないということ」とラウンド後は自らをバッサリ。

「ちょっとしたことが積み重なって、最後に爆発してしまった感じ。16番のセカンドなんかはスイングを少し変えていい感じで打てたけれど…。アイアンと1Wの差が埋められていない。最後に台無しにしてしまった」

巻き返しが必要な2日目に向け「良い材料」に見出したのはパッティング。「最後の方でうまく打てるようになってきた」と大粒の汗を流しながら言う。屈辱をぬぐう機会は、まだ3日ある。(バハマ・アルバニー/桂川洋一)

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