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パターは不調も 岩田寛「ボチボチのショット」で3アンダー

米国男子ツアー「プエルトリコオープン」が24日、プエルトリコ北部のココビーチゴルフ&CCで開幕。岩田寛は4バーディ、1ボギーの「69」をマークし、3アンダーの16位タイと上々のスタートを切った。

午前7時10分。全体の2組目と早朝にティオフした岩田は序盤2番(パー5)でバーディを先行。グリーン右、つま先上がりのラフからの3打目でピンに当てるアプローチから幸先良くスコアを伸ばした。

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その後はショットで多くチャンスを作りながら、パッティングが振るわない展開。3番、4番、6番(パー3)、7番、8番と4m前後のチャンスを立て続けに外した。午前中から強い風が上空を抜け「風とか芽とか。ちょっと気にしすぎたところもあった」とグリーン上の勝負にも影響するほど。9番で8mを沈めてバーディとした直後、10番では1m弱のパーパットがカップの右縁に蹴られてしまう。「スライスに見えたけれど、真っ直ぐ打った。そうしたらスライスして…迷いながら打っちゃいましたね」と痛いボギーを叩いた。

出遅れを免れたのは終盤の粘りによるところが大きい。15番(パー5)はウェッジでの3打目をピンそば30cmに、17番のバーディは2打目を2mにつけて上がり4ホールで2バーディを決めた。16番、18番(パー5)は「ライが良かっただけ」というが、いずれも強い左足上がりのバンカーショットをサラリと寄せたパーセーブだった。

「早いスタートだったんでもうちょっと行きたかった(伸ばしたかった)。テーマはショットだったんですけど、パットが良くなかった。珍しいですね」と欲は尽きないが、いっそう激しい風も予想される2日目の午後のプレーに向けた態勢を整えた。

前週は腰痛のため6日間クラブを握らなかった。調整への不安もつきまとう中「ショットは良くはないんですけど、ポジティブに考えられるようになった」という。「ミスはいっぱいあります。でも今までは、納得するようなショットが4日間やっても1回もなかった試合も結構あったんで。きょうに限っては、まあボチボチでした」。トップとの差は4ストローク。上位の背中は離さない。(プエルトリコ・リオグランデ/桂川洋一)

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