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松山英樹&石川遼の日本代表に熱視線 現地メディア“誤報”も

◇国・地域別対抗戦◇ISPSハンダ ゴルフワールドカップ 事前情報(23日)◇キングストン・ヒースGC(オーストラリア)◇7111yd(パー72)

日本代表の松山英樹石川遼は開幕前日の23日(水)、当地でのプロアマ戦で最終調整を終えた。それぞれ別の組でプレーし、18ホールを確認。日本勢14年ぶり、3回目の優勝に向けて強い意欲を示した。

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優勝候補の一角としての前評判は、最後まで変わらなかった。ふたり並んで出席したこの日の公式会見では、海外メディアから矢継ぎ早に質問が飛んだ。松山が「初めてのワールドカップ、初めて来たメルボルン。本当に楽しみですし、早くあしたになってほしい気分」と意気込めば、パートナーの石川も「英樹はいま世界で一番勢いがあり、ベストなプレーヤー。彼のゴルフは頼もしい。自分はベストのゴルフをして貢献したい」と応えた。

世界ランク6位の松山を擁する日本チームの一挙一動はオーストラリアでも注目のひとつ。この日の現地の新聞では、「月曜日にマツヤマは6時間もパット練習をしていた。(中略)パッティンググリーンは足跡(スパイクマーク)だらけになった」という報道も。伝え聞いた松山も「そんなにやったら腰が壊れるわ」と誤報に苦笑いしたが、会見では「足跡が残ったのは、自分の体重が重いから」と、ひと笑いを取って場内を盛り上げた。

今大会は4日間、ダブルスの団体戦で争われる。初日と3日目はペアでひとつのボールを交互に打つフォーサム形式、2日目と最終日はそれぞれのボールをプレーして1ホールごとにペアで良い方のスコアを記録するフォーボール形式を採用した、72ホールのストロークプレー。

ふたりはともに過去2回ずつ、世界選抜の一員として「ザ・プレジデンツカップ」に出場経験があるが、「一番違うのは、今回はマッチプレーではなく、ストロークプレーだということ」と石川。マッチプレーはリスク覚悟のショットを続けて敗れても、そのホールを“1ダウン”としただけで、次のホールに臨める。一方のストロークプレーでは“大たたき”した分が、そのままスコアに反映される。

とりわけあすのフォーサムでは“ペナルティ覚悟の1Wショット”“3パットも恐れない強気のストローク”といったプレーは、マッチプレー以上にリスクを伴う。「毎日18ホール最後の1打までやらなきゃいけない。ダブルスのストロークプレーは初めて。非常に難しいフォーマット」(石川)と気が抜けない。「コースはティショットをしっかりとフェアウェイに置いていかないと。風も吹くので、大変になる」(松山)。相棒の状態を見極めた上でのコンビネーションが大いに問われる。

大会の前身「カナダカップ」の初開催は1953年。霞ヶ関CCで行われた57年大会で中村寅吉と小野光一が初優勝を遂げ、テレビ中継を通じて日本のゴルフブームの礎を築いた。伊澤利光丸山茂樹が2度目の栄冠をもたらしたメキシコでの2002年大会当時、松山と石川は小学生だった。「自分たちはその頃に真剣にゴルフに取り組み始めた。自分もそういう舞台に立ちたい、活躍したいという気持ちは強かった」(松山)。重圧は望むところ。米ツアーでもまれる新世代の最強タッグが次の歴史を作る。(オーストラリア・メルボルン/桂川洋一)

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