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ウッズの収穫と誤算「時間とテストが必要だ」

◇米国男子◇ヒーローワールドチャレンジ 初日(1日)◇アルバニーGC(バハマ)◇7302yd(パー72)

一時は首位に並びながらも、終わってみれば「73」、下から2番目の17位。タイガー・ウッズの15カ月ぶりのツアー復帰戦は、希望と現実を突きつけるようなラウンドとなった。

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12時ちょうどの1番ティ。ウッズは大きな拍手と歓声を浴びてティに上がった。だが、注目の第1打は左サイドにあるクロスバンカーのさらに左へと出て、ウッズを送り出す拍手は少し間を置くこととなった。

3番(パー5)でアプローチをタップインの距離に寄せてバーディとすると、6番からは3連続。6番(パー5)は、右サイドのラフからアプローチを1.5mに寄せ、8番(パー3)では6Iをピンそば60cmにぴたりとつけるスーパーショット。首位に並ぶ4アンダーへとスコアを伸ばした。

「すぐに試合モードに入った。2番のティショットを打つときには、すでにラウンドの流れに入っていた」とウッズはいう。だが、4つ伸ばした8番までとは対照的に、残り10ホールで5オーバー。「いくつかのミスを犯した。ブッシュに3回、池に1回入れてしまった。とても良いラウンドになる可能性もあったのだが・・・」と悔しがった。体力や、怪我の不安などは否定しつつ、「普通ならしないような馬鹿なミスを犯してしまった。しばらくプレーしてなかったので」と懸命に前を向いた。

この日、最初のボギーを叩いた9番では1Wのティショットを左ブッシュへ。16番は第2打を左に曲げ、最終18番でも1Wを左サイドの池へと入れて終盤に2つのダブルボギーを献上した。「18番ではプルカット(左に出て右へと曲がる球)を打とうとしたのだけど・・・、これが道具を変える上で一番難しいことだけど、ショットが同じではないのでミスも少し違ってくる。それを(スイングで)調整するか、道具をアジャストするか、どちらもできるけど、その辺は少し時間とテストが必要だ」と説明した。

「でも、全体的にはとても良かった。残り3日間が楽しみだ」と語ったウッズ。本人以上に、全世界のゴルフファンの気持ちも同じはずだ。(バハマ・アルバニー/今岡涼太)

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