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2017年 マスターズ
期間:04/06〜04/09 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

パットで苦しんだのは本当?データで見る松山英樹のマスターズ4日間

◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)

日本勢初のメジャー制覇の期待がかかった松山英樹は最終日に「67」をマークし、通算1アンダーとして11位で終えた。12位タイ以内に付与される来年度の出場権を獲得した。松山はホールアウト後、「パッティングのレベルを上げたい」とメジャー制覇への課題を示したように、出場選手のスタッツからはグリーン上で苦しんだ様子が浮き彫りになった。

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松山の今週のショット部門のスタッツでは、やはりこれまでも誇示してきた精度の高さを披露。開幕直後は本来の調子とは程遠い出来だったが、トップレベルの数字を記録した(順位は決勝ラウンドに進出した53人中の数字)。

<ティショットの平均飛距離>
11位/290.3yd (1位/302.9yd=ブルックス・ケプカ
<フェアウェイキープ率>
25位/66.07% (1位/82.14%=ソレン・ケルドセン
<パーオン率>
6位/70.83% (1位/77.78%=ポール・ケーシー
<グリーンを狙うショットがついた地点からピンまでの平均距離>
3位/36ft7in (1位/35ft7in=ジャスティン・トーマス
<スクランブリング率(リカバー率)>
6位/66.67% (1位/ロリー・マキロイ=75%)

一方でパッティング部門では下位の数字が並んだ。

<平均パット数>
46位/1.74 (1位/1.51=リッキー・ファウラージミー・ウォーカー
<3パット>
52位/7回 (1位/1回=ウィリアム・マクガートセルヒオ・ガルシア

スコアに対する各部門の貢献率(ストローク・ゲインド)では、ショット、パットの出来の差が鮮明になった。
<ストローク・ゲインド・ティ・トゥ・グリーン(ショットの貢献)>
5位/+2.557 (1位/+3,197=セルヒオ・ガルシア
<ストローク・ゲインド・パッティング(パットの貢献)>
50位/-0.788 (1位/+2.261=リッキー・ファウラー

松山はショットで作るチャンスが他選手よりも多いため、パットを外したときのため息が余計に多くなりがちだ。パットのラインや距離はショットが作り出すことから、必ずしもパット技術だけに原因を求めるのは危険。特にオーガスタナショナルGCのように段差が多く、傾斜が強いグリーンでは特に一概には言えない。ショットが落ちた地点が1ydの違うだけで、傾斜を長く下ってピンから離れることがある。

それでも松山本人は「きょうはショットが(チャンスに)ついて、近いパットが打てて良かったなと思う、遠かったら3パットをしてしまう。“応急処置”をできるレベルにない」とグリーン上のプレーを厳しく自己評価した。

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