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池田勇太が求める結果 TPCソーグラスに「ワクワクする」

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前(10日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)

「ザ・プレーヤーズ選手権」に初出場する選手は毎年、開幕前日に個別インタビューを受ける。最終日に表彰式が行われるクラブハウス前の石庭には、米ツアーのフラッグシップイベントに臨む“ルーキー”16人がズラリ。今年は日本から池田勇太が、この輪を作るひとりとなった。

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世界ランキング50位以内の資格で参戦を決めた池田は、前週6日(土)にフロリダ入り。翌日から2日続けて18ホールを回り、9日(火)にイン9ホール、開幕前日の10日(水)はアウト9ホールをプレーして入念な事前ラウンドを締めくくった。

米ツアーは4月「RBCヘリテージ」以来の出場。体調面は万全と言い、難コースへのやりがいが表情を明るくする。「すごく戦略性があり、技術を試されるコース。1番ティに立ったときに圧迫感を持った。コース自体は広いのに、打っていく場所はタイト。グリーンの形状も複雑」と、ピート・ダイ設計の18ホールを堪能している様子。「そういう難しさは僕は嫌いではない。ワクワクしている」

浮島グリーンが待ち構える名物パー3、わずか137ydの17番についても読みは的確だ。「あの距離だからこそ苦しむ。ほとんどの選手がウェッジで打つので、スピンが多いボールになり、風のバランスで左右前後に影響される。(風との)タイミングの取り方も大事。試合になったら違うプレッシャーが生まれるんじゃないかなと思う」と、警戒心を強くした。

池田は今大会終了後、2週後の「ディーン&デルーカ招待」(テキサス州コロニアルCC)、翌週「ザ・メモリアルトーナメント」(オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)に出場予定。6月の「全米オープン」をはじめとしたシーズン残りのメジャーを中心に、スポット参戦を続ける意向だ。

「この後も米ツアーに出るし、USオープンもある。そこにつながるような、しっかりとした結果を収めたい」。昨年の日本ツアー賞金王はもう、参加するだけの意義は求めていない。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)

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