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ジェイソン・デイ“父親代わり”のキャディとコンビ解消

◇米国男子プレーオフ第3戦◇BMW選手権 事前情報(12日)◇コンウェイファームズGC(イリノイ州)◇7208yd(パー71)

PGAツアーの名物コンビがまたひとつ転機を迎えた。元世界ランキング1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)が、キャディを務めてきたコリン・スワットン氏との長年のコンビを解消した。当面は今年末までの予定で、14日(木)開幕のプレーオフ第3戦では友人のルーク・リアドン氏がバッグを担ぐ。

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開幕前日にプロアマ戦に出場したデイは「彼(スワットン)との関係を害のあるものにしたくない」とし、長年の相棒への過度な依存を決別理由に挙げた。2016年5月の「ザ・プレーヤーズ選手権」から勝利がなく、今年2月に世界ランキング1位から陥落し、現在は9位。フェデックスカップポイントランキングはプレーオフシリーズ第2戦を終え28位に甘んじている。

「勝っているときはすべてがうまくいくが、選手とキャディの関係は良いプレーができないときに真価を問われる。僕とコリンの化学反応、コンビネーションはだんだん終わりに近づいてきた。彼はいつも最高の仕事をしてくれたから、僕の失敗によるところが大きい。残念だけど、うまくいかないことが時々出てきたんだ」と説明した。

米ツアーでは今季、フィル・ミケルソンがジム・マッケイ氏、ロリー・マキロイ(北アイルランド)がJ.P.フィッツジェラルド氏との長年のタッグにピリオドを打ち、話題を呼んだ。

デイとスワットソン氏の関係は選手とキャディといった間柄にとどまらない。12歳で父を亡くしたデイは、残された母、2人の姉の支援を受けてオーストラリア・クイーンズランド州のゴルフアカデミーに入り、そこで出会ったのがスワットソン氏。“父親代わり”ともいうべき存在で、一緒に米ツアーに進出し、2015年の「全米プロゴルフ選手権」でのメジャー初制覇、世界ランキング1位到達を遂げた。

ひとまずキャディとしての起用については区切りをつけたが、デイは今後も同氏をコーチとして指導を仰ぐ見通しだという。(イリノイ州レイクフォレスト/桂川洋一)

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