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挽回5バーディも…松山英樹「心のダメージ大きい」

◇米国男子プレーオフ第3戦◇BMW選手権 2日目(15日)◇コンウェイファームズGC(イリノイ州)◇7208yd(パー71)

初日1オーバー56位タイと出遅れた松山英樹は「68」で通算2アンダーに伸ばした。5番までに2ボギーをたたいいてから5バーディ。順位を47位に上げたものの、内容についての不満は解消されなかった。

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ティショットをグリーン左のバンカーに入れた2番(パー3)でボギーを先行させた松山は、6番(パー3)で4mのバーディパットを決めて巻き返した。10番ではグリーン手前からの3打目で、奥に下るラインをウェッジで寄せてパーセーブ。その後は大きなピンチもなく、スコアを伸ばしてホールアウトしたが「ティショットも、アイアンも…全体的に、全部」とポツリ。この日のパーオン成功率は50%、フェアウェイキープ率も35.71%という低調な数字に、ありったけの課題を口にした。

プレーオフシリーズ各試合の前半2日間は、フェデックスカップポイントランク順にペアリングを形成する。4位の松山は5位のジョン・ラーム(スペイン)、6位のリッキー・ファウラーと2試合続けて同組で回った。今週はそのファウラーが2日間で「65」、「64」をマークし通算13アンダー2位タイと好調。「良いプレーをしているのに、自分が続けなかった」と松山。年間王者を争うライバルのひとりとの出来がここまで対照的なのも、もどかしい。

前半4番、松山のグリーン手前からの第3打はピンをかすめて惜しくもパー。すると直後にファウラーがチップインバーディを決めた。270yd台にティが設定された15番では、松山はUTでの第1打をピン左4mのカラーまで運び、パターでの2打目で決めきれずバーディ。一方、ファウラーは1オンから3mを沈めてイーグルを奪った。「(ティショットは)リッキーが良いショットを打っていたんで、イメージは出しやすかった。でも、相手は(イーグルトライが)入ってますからね…」と肩を落とした。

好感触も出始めたパッティングについても「結果がもう少し欲しい。心のダメージが大きいんで」と苦笑いして言った。

「このコースで、周りをみても(1ラウンド)3アンダーはたいしたことがない。むしろ(上位では)悪い方だと思うんで。あしたまた、ビッグスコアが出せるように準備したいと思います」。36ホールを残して、切実な思いは増すばかりだ。(イリノイ州レイクフォレスト/桂川洋一)

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