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大群衆に埋もれたミケルソン 「最も不快な状況」からパーセーブ

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 3日目(3日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71)

2013年以来5年ぶりの優勝を目指すフィル・ミケルソンが、3日目にノーボギーの5アンダー「66」とスコアを伸ばし、通算12アンダーとして首位と2打差の5位につけた。

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「アイアンショットは本当にいい。ティショットは普通だけど、自分にとっては普通で上出来。自分的には普通よりかなりいいけど、フィールドと比べれば普通という意味。それで十分だ」。

どこにいっても人気者のミケルソンだが、地元のアリゾナ州立大出身とあって、当地での人気はまた別格だ。この日、ティショットを左に曲げた10番では、リカバリーを狙った2打目を右サイドの群衆の中に打ち込んでしまう。カート路の近く止まったボールは、瞬く間に、押し寄せる大勢のギャラリーに飲み込まれた。

警官やボランティアスタッフが人混みをかき分けて、ようやく球を打てる空間を作り出すと、ミケルソンはそこからピンそば3.5mにつけてパーセーブ。「あれだけ多くの人にもみくちゃにされて、思い出せる限り最も不快な状況の1つだったけど、結果的には問題なかった。みんな良い仕事をしてくれた」と、にっこりと親指を立てた。

「ひさしぶりの優勝という意味では、この地こそ、それを成し遂げる場所だと思う。本当にファンたちのエネルギーを感じるし、上がりホールにかけてサポートされていることを感じられる。フロントナインで良いゴルフをすれば、上がり5、6ホールは自分のベストなゴルフができそうな気がする」とミケルソン。今大会29度目の出場で、4度目の栄冠をつかめるか。(アリゾナ州スコッツデール/今岡涼太)

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