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松山英樹 1カ月半ぶりの戦線復帰を決断「緊張します」

左手親指の付け根の痛みで戦列を離れている松山英樹は、次週15日(木)開幕の米ツアー「アーノルド・パーマー招待」(フロリダ州・ベイヒルクラブ&ロッジ)で復帰することを決めた。拠点のあるフロリダ州内で調整を続けており、米国時間9日(金)の大会エントリー締め切りを前に出場の意思を明かした。

松山は3連覇がかかった2月の「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」初日に痛みが生じ、2日目のスタート前に棄権。日本に一時帰国し、検査と治療に時間を費やした。痛みについては「日本にいた時にはほとんどなくなっていましたけど、様子を一応見ていた」といい、複数の病院を回ってMRI(磁気共鳴画像)などの精密検査を受けた。その結果、筋肉やじん帯に大きな異常がないことを確認した。

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安静に努めながら復帰時期を模索し、当初出場を予定していた3試合を欠場。1週間前に再渡米し、自宅のあるフロリダ州内で本格的に練習を再開した。今週の「バルスパー選手権」は一度エントリーしたが、「プレーをしていない時期が長かったので、ゴルフにならないと思った」とキャンセル。プライベートラウンドなどで調整を続けているが、日々の練習後も「(患部に)痛みはない」という。

1カ月半ぶりのカムバックに向け、松山は「久々に試合をやるという緊張感があります」と真剣みを漂わせて話した。「4月のマスターズ(ジョージア州・オーガスタナショナルGC)に向けても、スイング、ゴルフ自体の調整、患部への不安もゼロではない」と複雑な心境を吐露した。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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