国立劇場か国立競技場か 全米オープンの本質とは/ゴルフ昔ばなし
2018年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:05/31〜06/03 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
腰痛は回復? 宮里優作は「全米」切符かける戦い
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前情報(29日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)
前週の欧州ツアー「BMW PGA選手権」(ウェントワースC/イングランド)を腰痛で途中棄権した宮里優作は今週、米ツアーに出場する。状態について「張りは取れていないけど、痛みはだいぶなくなっている」と話した。
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渡英前からわずかに違和感のあった腰に痛みが出たのは、前週大会初日の朝(24日)。ぎっくり腰のような状態になったという。その後、「トレーナーと一生懸命に調整し、なんとか間に合わせた感じ」。初出場となる“帝王”ジャック・ニクラスがホストを務める大会の開幕を「油断はできないけど、最善を尽くして、とりあえず出られるようにしたい」と見据えた。
開幕2日前には、東北福祉大の後輩・松山英樹との練習ラウンドで初めてコースを回った。「ジャックさんのコースは大好きで楽しみ。ロケーションを含めてすべてがすばらしい。ナイスショットはナイスショットになるフェアなセッティングだと思う。やっていることをしっかり出し切りたい」と語った。
視線の先にあるのは、メジャー今季2戦目の「全米オープン」(6月14日~/シネコック・ヒルズGC)の切符だ。6月11日時点の世界ランキング60位の資格で出場権を得るには、現在64位のランクを浮上させる必要がある。次週の出場は予定しておらず、「先週は棄権してしまったので残念。(今週は)ひとつでも上にいくことが大事」と力を込めた。
今週の結果次第では米国で「全米」予選会を受けることも視野に入れるが、まずは目の前の一戦に集中力を高める。「トップ10は狙っていなかないとまずい状況。そこを目指したい」。(オハイオ州ダブリン/林洋平)