「全米オープン」予選ラウンド組合せ
2018年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)
マンハッタンでのオフを経て…小平智「ゴルフが頭から離れない」
◇メジャー第2戦◇全米オープン 事前情報(10日)◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)
米ツアーを主戦場にする小平智は、「全米オープン」開幕4日前までに計36ホールの練習ラウンドを松山英樹とともにした。互いに初めてコースを回った前日に加え、この日はメジャー初出場の秋吉翔太と3人で18ホールを確認した。
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2週前の「ザ・メモリアルトーナメント」で予選落ちした小平は、9日(土)にコース入り。砲台グリーンの傾斜は激しくボールは転がり落ち、広いフェアウェイを外すと膝より高いラフにつかまる。前回全米オープンの開催地になった2004年、優勝スコアが4アンダーだったリンクスコースを前に「すべてが試されるコース。1ホールたりともまったく気が抜けない」と警戒した。
前戦まで日米6週間の連戦(※1試合は国内のチャリティマッチ)に疲労をためたが、前週は4日間、初めて訪れたニューヨークのマンハッタンで過ごした。現地に住む幼少期からの友人に案内してもらい、「もう疲れはないです」と観光地をめぐったり、大好きなスニーカーを2足購入するなどしてリフレッシュした。
一方、「どうすれば理想のショットを打てるだろうとか、ずっと頭から離れなくて」とオフの予定にした4日間のうち、半分をゴルフに費やした。5月から本格的に米ツアーに身を置くようになり、「もっと常にゴルフのことを考え続けているようになった」と充分な刺激を力に変えている。
2年連続出場で、合計6度目のメジャーは初めて米ツアー優勝者として迎える。「何も変わらないっすよ。スポットで出ていたときと」と言うが、予選ラウンドは世界ランキング11位のポール・ケーシー(イングランド)、欧州ツアー8勝ブランデン・グレース(南アフリカ)という実力者との組に加わった。
あすは練習場での調整に終始するつもりだ。「体調と相談しながらやる。マスターズは開幕前に休みを入れながらやって良かった。疲れて試合で思い通り打てなかったら意味ないから」と自らのペースをしっかり保つ。(ニューヨーク州・サウサンプトン/林洋平)