課題はパット…小平智は初のアンダーパーにも満足しなかった

◇世界選手権シリーズ◇WGCブリヂストン招待 2日目（3日）◇ファイヤーストーンCC（オハイオ州）◇7400yd（パー70）

2年連続3回目の出場となった小平智が、ファイヤーストーンCCで初のアンダーパーを記録した。65位から4バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算2オーバーの53位タイに順位を上げた。

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初日に3オーバーと出遅れた小平は、午前中の恵まれたコンディションで挽回に出た。1番で第2打をピンそば2mにつけ、2番（パー5）では2オンに成功して2連続バーディ発進で勢いづいた。「全英から手応えをつかんだのを持続して、前のスイングに戻ってきた」と、ショットの復調を実感。攻めの中心となるフェードボールだけでなく、ドローにも精度が戻ってきた。

パーに終わった9番も左から右に下る地面に1Wのドローボールでぶつけ、ランを抑えてフェアウェイキープ。「ショットの面では去年より成長している。ちゃんとコースへの対処もできている。傾斜しているところには転がらないように当てていくこともできている」と実感できた。

一方で「アンダーパーが出ましたけどうれしくない」と言葉を濁らせたのはグリーン上だ。6番から2ホール続けて3パットボギーを喫し、後半17番もバーディパットを2mオーバーさせ、返しも外して3つ目の3パット。「ファーストパットもセカンドパットも打てているが、なかなかラインとスピードが合わない。そこで手こずっている」と反省した。

初出場の2013年から、実に10ラウンド目にして初めてのアンダーパー、60台をマークしても、そこだけに満足しない。「あとは小技かなと。あと2日60台でマイナスに持っていきたいと思います」と気持ちを入れ直した。（オハイオ州アクロン／桂川洋一）

※小平智の「WGCブリヂストン招待」戦績
年度／順位／スコア／各ラウンドのスコア
2013/T65/+13/70―74―76―73
2017/T47/+5/73―71―71―70
2018/ ? / ? /73―69―？―？