デシャンボーがプレーオフ初戦を制す 松山英樹は15位
2018年 ザ・ノーザントラスト
期間:08/23〜08/26 場所:ザ・リッジウッドCC(ニュージャージー州)
ウッズも後押し デシャンボーが2つのミッション達成へ前進
◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 最終日(26日)◇リッジウッドCC(ニュージャージー州)◇7385yd(パー71)
単独首位から出たブライソン・デシャンボーが「69」でプレーし、スタート時の4打リードをそのまま守り切って通算18アンダーでプレーオフシリーズの初戦を制した。6月の「ザ・メモリアルトーナメント」に続くツアー通算3勝目。9位だったフェデックスランクはトップに浮上し、自身初となるシーズン複数優勝に花を添えた。
<< 下に続く >>
優勝会見でデシャンボーは、3日目に続いて同じ言葉を口にした。「僕には2つのミッションがあるんだ。1つはライダーカップへの出場。もう1つはフェデックスカップ制覇さ」。
フェデックスランクは2000ポイントを加算し、2位のダスティン・ジョンソンに648ポイント差をつけた。プレーオフシリーズはまだ3試合を残すとはいえ、初戦で大きなアドバンテージを得たことは間違いない。最終戦を(優勝で年間タイトルが決まる)トップ5で迎えられることが濃厚となり、「まずは全員が目指すところだからね」という最初の関門をクリアしてみせた。
プレーオフシリーズ後に開催される米国VS欧州の対抗戦「ライダーカップ」出場に向けても絶好のアピールになった。独自のランキングによる上位8人が「全米プロ」後に自動選出されたが、デシャンボーは9番目で惜しくも圏内に届かず、この2週間で4人を決めるキャプテン推薦に委ねられることになった。「あの舞台に立ちたいんだ。(上位8人から漏れて)失望したのは確かだった」と出場を熱望しており、指名への期待は大きく膨らんでいる。
副キャプテンながら同じく推薦の有力候補であるタイガー・ウッズは「彼はすごく熱い男だし、とても聡明だ。今年は敵地(フランスで開催)ということもある。そんなタフな選手が必要だし、誰と組んでも心強いパートナーになれると思っているよ」と24歳のメンバー入りを後押しした。
自己ベストの更新が続く世界ランキングは21位から12位に浮上。トップ10も目前に迫ったデシャンボーのキャリアを、より華やかにする1勝となった。(ニュージャージー州パラマス/塚田達也)