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5連戦目へ 松山英樹は“異常気象”のボストンで調整

◇米国男子◇デルテクノロジーズ選手権 事前情報(29日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇7342yd(パー71)

松山英樹は31日(金)に開幕するプレーオフ第2戦に備え、イン9ホールの練習ラウンドを行った。米ツアーで3年ぶりに5週連続の出場となる。自身のショットの状態について「微妙なところ。良くなりかけてはいるけど、次のステップに行けてはいない」と話した。

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北海道・釧路とほぼ同じ緯度に位置するボストンはここ2日間、現地メディアが“異常気象”と報じる高気温を記録する。あす以降は気温は下がる見通しだが、この日は正午に35度に達した。多くの選手同様、暑さを避けるように松山は午前8時ごろから早朝のラウンドを開始した。時折、進藤大典キャディにフォームを撮影してもらいながら、1人でコースチェックを重ねた。

4年連続出場のコースについて「難しいですね」と言う。過去予選落ちは1度もなく、2016年の15位が最高位だが、「自分のショットの状態が良いわけではないので」。狭いフェアウェイをとらえることをカギに挙げ、「そうするとチャンスも多くなると思う。ティショットを安定させたい」とした。

8月の「WGCブリヂストン招待」から今週で5連戦。松山が米ツアーで、5週続けて出場するのは、2015年以来(8月「WGCブリヂストン招待」から「ドイツバンク選手権」)になる。3年ぶりに夏場の過密日程を過ごす。

今大会は最終ラウンドを9月第1月曜日の祝日「労働者の日」(Labor Day)に合わせており、通常よりも1日遅い金曜日の開幕となる。27日(月)を休養に充てられた松山は「連戦が続いているので、1日しっかり休めたのは大きかった」と話した。

脱落式のプレーオフシリーズでは、本格参戦した2014年から4年連続で、出場30人に絞られる最終戦に駒を進めてきた。フェデックスカップランクは現在58位(811pt)。第3戦「BMW選手権」には今大会終了後、上位70人が進出する。

ラスト2試合の出場権に向けカットラインの気になる位置にいるが、「上位で戦えるように頑張りたい」と意気込んだ。(マサチューセッツ州ノートン/林洋平)

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