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松山英樹は7打差を追う「14番以降はうまくいかなかった」

◇米国男子◇ツアー選手権 初日(20日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7385yd(パー70)

5年連続の出場となった松山英樹は3バーディ、5ボギーの「72」で回り、2オーバーで出場30人中25位タイと出遅れた。イーブンパーで迎えた終盤14番からの2連続ボギーでトップとは7打差のスタート。2日目以降の巻き返しを期す。

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プレーオフ3戦目までの奮闘で最終戦に滑り込んだ松山は初日、ポイントランク順で全体2組目からのスタート。出だし2ホールでアイアンショットをグリーン右に外し、1番ではバンカーから、2番(パー3)ではラフから下りのアプローチを強いられて2連続ボギーをたたいたが、淡々としていた。

「状態があまりよくなかったので、こんなもんだろうなと思っていた」と大きく落胆することなく、続く3番から2連続バーディを決めた。8番で第1打を左の湖に打ち込んだ後も、残り138ydの第4打をピンそば2mにつけてナイスボギー。続く9番(パー3)では6Iでピン奥4mにつけて下りのラインを流し込み、バーディを奪い返した。

序盤からスコアカードはにぎやかになった一方で、ショットは中盤まで納得の出来といえた。13番までに1Wで大きく曲げたホールは8番だけ。その良い流れが途絶えた瞬間に、後退した。ティショットを左の木の下に落とした14番、残り47ydからの3打目をピン手前1mにつけながら、パーパットを外した。続く15番(パー3)では4m強のチャンスから3パットで2連続ボギーを喫した。

最終18番(パー5)も1Wショットを左の林に入れてチャンスを作れず。強い日差しを浴びてホールアウトすると、「(連続ボギー発進から)そのあとうまくプレーできたので、アンダーパーで回れるかなと思っていた。途中までうまくアジャストできていたのが、14番以降はうまくいかなかった」と、ため息をついた。

不満が手ごたえを上回ったが、「アイアンショットはピンの方向に飛んでいる。ドライバーとの全体的な流れでうまくプレーできたら上位争いもできるんじゃないかなと思う」と、状態次第で挽回可能と見る。

この日、スティンプメーターで14フィートという高速に仕上がったグリーンにも動じなかった。「スピードはあまり感じなかったです。硬さ? いや、それもない。フェアウェイから打てばボールは止まる。硬いといっても、いつも通り」。今年まで5年以上続けて当地でプレーしたのは3人だけ。2016年の第2ラウンドで途中棄権したジェイソン・デイ(オーストラリア)を除くと、“完走”してきたのはパトリック・リードと松山しかいない。培ってきた経験もバウンスバックに必要な武器のひとつだ。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

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