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上がり5ホールの強風 小平智は終盤に失速

◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 初日(1日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)

強風の吹き出した終盤にスコアを伸ばしあぐねた小平智は3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「71」でイーブンパーの暫定71位。上がり5ホールで3打落とし、上位発進を逃した。

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早朝からのラウンドは当初、セーターを脱いで半そでになるほど穏やかな気候で進んだ。60cmにつけた前半7番にバーディを先行し、後半13番(パー5)までに3アンダーとした。「(ラインの)読みにくさはなかったけど、速かった。(原因は)どうなんでしょうね…」とグリーン上で3mほどのチャンスを4つ外しながらも、10位台につけていた。

音をたてるほどの風が吹き始めたのは14番(パー3)からだ。第1打はグリーン手前に落ち、低く打ったアプローチはピン奥6mまで止まらず、初のボギーをたたいた。「ティショットには(強風の影響は)あった」。この日2番目に易しかった16番(パー5)で、右に出たティショットはロープの外まで飛び、バーディを逃した。

打ち下ろしの17番(パー3)では、7Iの1打目が左サイドに構える池に吸い込まれた。「これも悪いショットではなかった」。左から右と読んだ風は「横っぽかったけど、打ってみるとアゲンストもあった」と複雑だった。ドロップ後に2mに寄せながら、決め切れずにダブルボギーを喫した。

15ホールでパーオンをしながら、スコアへのパット貢献度は全体121位の「-2.052」。伸ばした前半の内容にも「そんなに良くなかった。だからこのスコアになった」と不満を残した。(ネバダ州ラスベガス/林洋平)

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