2018年 シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン
期間:11/01〜11/04 場所:TPCサマリン(ネバダ州)
“新飛ばし屋”チャンプはドライバーを3カ月で交換
◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 3日目(3日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)
米ツアーで新たな飛ばし屋として注目されるのが、23歳のキャメロン・チャンプだ。前週「サンダーソンファームズ選手権」では平均334ydを飛ばし、自身ツアー9試合目で初優勝した。
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テキサスA&M大学を経て、昨季は下部ウェブドットコムツアーで腕を磨いた。21試合の平均飛距離は343.1yd。コースセッティングは異なるが、これは昨季の米ツアーで平均飛距離1位を記録したロリー・マキロイ(北アイルランド/319.8yd)を20yd以上超える数値だ。
1Wは用具契約を結ぶピンのG400 マックス ドライバーを使用し、ボールは同じく契約するダンロップ スリクソン Zスター XV ボール。1Wは同じモデルでも3カ月に1回は新しいモノに替え「理由?かなりスイングスピードが出ているから、ヘッドが割れないためにね」と話す。前週の最終日はスタート前に1Wのヘッドが破損したが、「ホテルに予備があったから大丈夫だった」という。
ピンがYouTubeにピン G400 マックス ドライバーを使うチャンプのトラックマンのデータを公開した動画では、ヘッドスピードは57.9m/s、キャリーは351.4yd、飛距離は377ydを記録した。
現在182cm、79kg。大学時代に体が大きくなり「他の選手よりも飛距離が出るようになった。自然に振っているだけなんだけど」。ヘッドスピードの上げ方を聞けば、「これまで何度も聞かれたけど、自分でもわからないんだ。ショーン・フォーリーに聞けばすぐにわかるよ」とかつてはタイガー・ウッズを教え、現在は自身のコーチでもある名前をあげた。
前週は世界選手権(WGC)シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」の裏開催で、選手層は薄かった。今週は3日間平均で344.1ydを記録するなど、首位と3打差の6位につける。ブライソン・デシャンボー、ジョーダン・スピース、リッキー・ファウラーら実力者がそろう舞台でも「アグレッシブに行くよ」と力強い。(ネバダ州ラスベガス/林洋平)