【進藤大典のヤーデージブック】最後まで気が抜けない ベアトラップの水難ホール
2019年 ザ・ホンダクラシック
期間:02/28〜03/03 場所:PGAナショナル(チャンピオン)(フロリダ州)
挑戦の地を再訪 小平智はチャンピオンコースの記憶鮮明
◇米国男子◇ザ・ホンダクラシック 事前情報(27日)◇PGAナショナル (フロリダ州)◇7125yd(パー70)
2014年12月初旬。25歳だった小平智は、今大会と同じPGAナショナルのチャンピオンコースにいた。いつかのPGAツアー参戦を夢見て、下部ウェブドットコムツアーの最終予選会(Qスクール)に挑戦していた。
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敷地内にある2コースを使用したが、メインはチャンピオンコースだった。計6日間108ホールを回った。「4日間くらいは、こっち(チャンピオンコース)でやった気がする。かなりラウンドしている」。最終予選会の前週は、当時の主戦場の日本ツアー最終戦に出場。10月末の一次予選会(最終は三次)から臨んでいた小平は、2カ月半の間に日米往復を繰り返す強行日程とも戦い、出場権を逃した。
コースに出れば、記憶は鮮明だ。15番(パー3)からの連続3ホールはツアー屈指の難関ベアトラップ。18ホールを回った26日(火)の練習ラウンドでは、15番のティイングエリア横の熊の銅像を見ると「これ、前も一緒に撮ったんだった」。チームスタッフに携帯電話を渡し、当時と同じポーズで撮影してもらい懐かしんだ。
今季のフェデックスカップランキングは158位と低迷するが、前週の世界選手権シリーズ「WGCメキシコ選手権」最終ラウンドでは出場選手中2番目の好スコア「64」を出した。プロアマ戦に出場できなかった開幕前日の27日(水)は練習場で調整した。ザック・ジョンソン、カイル・スタンリーと同組の予選ラウンド。思い出深い地で、好スタートを切りたい。(フロリダ州パームビーチガーデンズ/林洋平)