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2019年 AT&Tバイロン・ネルソン選手権
期間:05/09〜05/12 場所:トリニティフォレストGC(テキサス州)

4連続バーディの見せ場も 松山英樹メジャー前の自己評価

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 最終日(12日)◇トリニティフォレストGC(テキサス州)◇7371yd(パー71)

松山英樹が第3ラウンドの未消化分と最終ラウンドを回り、通算12アンダーの23位で4日間を終えた。次週メジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」(ベスページ州立公園ブラックコース・ニューヨーク州)を前にした最後のラウンドでスコアを伸ばしたが、納得の言葉は少なかった。

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午前7時30分に再開した第3ラウンドは、後半15番の7mのバーディパットから。「最初に良いのが入ってくれた」とこの日の1打目でバーディを決め、17番(パー3)で2つ目。しかし、最終18番は第1打を左サイドの茂みに曲げて、第2打は約60ydの前進だけだった。4オン2パットのダブルボギーで「68」とし、通算8アンダーの36位で最終ラウンドに進んだ。

約1時間30分後にティオフした前半インでは1つ落としたが、「アウトの方が攻めやすい」という後半にスパートをかける。1番(パー5)をバーディとすると、高難度の後半2番(パー3)では4Iで3mにつけて2連続。さらに3番でも1mに絡めると、セオリー通り手前に乗せた4番では最後の一転がりで8mを決めた。

4連続目のバーディパットに「良かったと思う」と好評価をつけたが、最終9番のバーディフィニッシュまで、5番から4ホール連続でチャンスを逃したパットを悔やんだ。「後半そこ(5番から4ホール)はミスパットだった。後半は全部(バーディが)獲れてもおかしくなかった。そういうところでも、この順位になるのは仕方ない」。

前日まで好感触を残していたショットでは、フェアウェイキープ率、パーオン率ともに70%以上を記録したが、「このコースに助けられている」。フェアウェイ幅が広く、大きなグリーンのコースでは、スコアだけでは状態を測り切れないものがある。「きょうはアドレスというか、グリップからしっくりこなかった。自分が余計な操作をしたせいで曲がっている部分がたくさんある。その違和感がなくなれば、良いショットがまた打てると思う」と話した。

今回は6年ぶりにメジャー前2連戦のスケジュールを組んだ。ともに決勝ラウンドには残ったが、31位、23位と優勝争いには加われなかった。メジャーに向けて必死の調整が続くからこそ、「ここから劇的に良くなるっていうことは、あんまり望めない」と簡単に前向きな言葉は出ない。それでも「少しずつは良くなっていると思う」と述べた。

松山は今夜ニューヨークに移動予定。「切り替えて、うまく調整できるようにしたい」。4日後に迫った開幕に備える。(テキサス州ダラス/林洋平)

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