ニュース

米国男子チューリッヒクラシックの最新ゴルフニュースをお届け

正確性=攻略/チューリッヒクラシック パワーランキング

昨年もこの大会をホストしたニューオーリンズの「チューリッヒクラシック」は、準備段階でTPCルイジアナコースに幾つかの修正を施した。この修正は18番ホール(パー5)のように、プレーヤーにとってローリスク/ハイリターンのような修正も含まれている。それらの改善は好結果へ繋がったようだ。

2012年大会の18番ホールの平均ストロークは4.697。過去に行われた7度のトーナメントよりも格段に容易化された結果が数字に表れた。過去最高の平均ストローク(5.004打)や、大会全体を比較してみても、2011年の3イーグル、97バーディに比べ、2012年は12イーグルと189バーディと好スコアが相次いだ。

<< 下に続く >>

その他、13番ホール(パー4)にも重要な修正が施された。2011年大会までもドライバーを使用する選手はいたが、26ヤード拡張したことで、カップまでの距離は403ヤードに延びた。これならラウンド中の混雑も軽減するだろう。従来のパー4のホールと比較すると、平均3.725という値は、2010年大会の3.713に次ぐ2番目に低い値を記録した。

去年のTPCルイジアナ(7,425ヤード)の平均ストロークは71.00という過去最も低い平均を記録した。期待通りにパーブレイク率は21.57%と過去最高を記録した。プレーオフに先立って、ジェイソン・ダフナーアーニー・エルス(南アフリカ)は4日間をコース新記録の19アンダー、269打でホールアウトした。プレーオフの2ホール目にバーディを決めたダフナーは、嬉しいPGAツアー初タイトルを手中に収めた。

ピート・ダイによってデザインされた71カ所のバンカーと、5カ所のウォーターハザードを含むこのコースは、コースマネージメントと距離のコントロールが要求される。吹き抜ける風と共に、平均5,700平方フィートの波形に広がるグリーンが、TPCルイジアナのコースを厄介なものにする。去年の大会の4日間通算のパーオン率は平均69.07%だった。特に大会序盤のツアー初日、2日目にかけて良いスコアが多く見られた。カップまでの距離の平均は36フィート7インチ(11.15メートル)。ShotLinkのデータに含まれる37コース中、順位は17番目となり、過去5年間で初めてトップ10入りを逸する結果となった。

本格的な春の到来を迎えているメキシコ湾岸では、雨や雷雨は降らない見込みだ。予想では穏やかな天候に恵まれそうな今週は、期間中26℃まで気温が上がりそうだ。

<優勝候補番付>

1.ジャスティン・ローズ (イングランド)
世界の各ツアーにおいて出場14試合でいずれもトップ25にランクイン。マスターズでは25位タイ。昨年のチューリッヒクラシックでは10位タイ。大会ではグリーンオン率で2位タイ、スクランブル率で10位とした。現在、ツアーランキング9位、スクランブル率とパー5スコアでは2位につけている。

2.ジェイソン・ダフナー
昨年の大会を制し、チューリッヒクラシックでの通算獲得賞金ランク1位。昨年のプレーオフを制した優勝を含み、TPCルイジアナでは過去3大会連続で右上がりの成績見せる。2013年初のトップ10入りを目指すダフナーにとっては、最高の舞台となりそうだ。

3.ビリー・ホーシェル
RBCヘリテージで9位タイとし、自身のツアー連続予選通過記録を22へ伸ばした。またバーディ数では1位にランクイン。トータルドライビングで16位タイ、グリーンヒットで46位、パットスコア貢献率で12位。

4.リッキー・ファウラー
今シーズン出場した8大会では、3度のトップ10入りを含む7度の予選通過という好調な出だしを送っている。現在、パット貢献率で22位、平均スコアで31位、ツアーランキングは15位タイ。昨年のこの大会は10位だった。

5.フレドリック・ヤコブソン (スウェーデン)
今年こそはTPCルイジアナでの4年連続予選落ちを阻止したい。今大会までに7大会連続でトップ25位入りを果たし、最近ではマスターズで25位タイとした。パットのスコア貢献率で8位、スクランブル率では15位、平均スコアでは7位とした。

6.チャーリー・ホフマン
RBCヘリテージでは3日目までトップだったものの、最終日に「77」と崩れてしまい6位に終わった。TPCルイジアナでは、過去2年連続トップ10フィニッシュ。3年連続のトップ20入りを果たす。同大会4年連続の予選通過を果たす。

7.ジミー・ウォーカー
目下19大会連続予選通過中(今シーズンは10大会に参戦)。パー4スコア平均打(3.94)は1位にランクイン。グリーンヒットは23位、パットのスコア貢献率は34位、平均スコアは11位と健闘している。昨年のチューリッヒクラシックでは18位タイ。

8.バッバ・ワトソン
2011年大会を制したが、昨年大会は18位タイに終わった。2週間前のマスターズでは50位タイに終わったが、今シーズンは出場した7大会中で2度のトップ10、3度のトップ25位入り。ツアーではパー4のバーディ率で1位(23.74%)にランクインしている。

9.キーガン・ブラッドリー
2週間前のマスターズでは54位タイと今一つと調子が出ず、先週は休養した。米国ツアーでは今シーズン5度のトップ10入りで、首位タイ。平均スコアでは13位。2011年のTPCルイジアナでのデビュー戦では26位タイとした。

10.ジェフ・オバートン
2010年大会での準優勝を含め、過去に3度のトップ20入りを果たす(2009、2012年)。今シーズンはバレロテキサスオープンで7位タイ。ツアー成績はパットのスコア貢献率で17位につけている。

11.ジョン・ロリンズ
今シーズンは出場した10大会で8度の予選通過、6度のトップ25位入りを果たす。トータルドライビングでは21位にランクインし、グリーンヒットは13位、平均スコアは38位としている。TPCルイジアナでは5度の予選通過、4度のトップ25位入りを果たす。

12.ブレンドン・デ・ヨング (ジンバブエ)
RBCヘリテージでは台風の目とされたが、最終日の「75」が大きく響き、9位タイで終えた。同大会では、1週間のグリーンヒットで2位タイ。今シーズンは直近の3大会で3度のトップ25位入りを果たし、その内の2度はトップ10に食い込んだ。過去のTPCルイジアナでは昨年の18位タイが自己最高。

13.チャールズ・ハウエルIII
ハウエルはシーズン序盤からの好調さを春に持ち込みたいところ。今シーズンは出場した11大会中、4度のトップ10位入り、2度のトップ25位入りを果たす。ツアーの平均スコアは9位にランクイン。過去5度のTPCルイジアナでは2009年の2位タイ、2011年の13位タイを含む出場した5度全てで予選通過を果たしている。

14.アーニー・エルス(南アフリカ)
昨年、TPCルイジアナでのデビューでプレーオフ進出も、惜しくもタイトルを逃してしまった。昨年の成績は、週間ランキングでパットのスコア貢献率が4位、スクランブル率が2位、パー3・パー5のスコア平均は共に13位に終わった。マスターズでは13位タイと健闘した。

15.トービヨン・オルセン(デンマーク)
ヒューストン付近で巻き込まれた交通事故により、頚椎捻挫の影響もある中、事故から2週間後のマスターズでは6位タイと健闘を見せた。マスターズの結果により特別暫定出場の権利を取得し、今シーズンの残りはツアー全大会に出場可能となった。世界大会を含む8大会出場のうち4度のトップ10位入りを果たす。

情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2013年 チューリッヒクラシック

GDOアマチュアゴルフトーナメント

エントリー受付け中!2013 GDOアマチュアゴルフトーナメント
5クラスからレベルに応じて選べる個人戦、気の合う仲間と楽しく参加できるチーム戦、息の合ったチームワークが鍵となるペア戦、それぞれエントリーを受付け中!他にも世界大会出場ペア決定予選会や競技初心者向けイベントなどを開催いたします。


あなたにおすすめ

特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!