ルーカス・グローバーが首位で折り返し
2013年 チューリッヒクラシック
期間:04/25〜04/28 場所:TPC Louisiana
14歳グァン、2日目「69」で決勝ラウンドに進出
ほんの2週間前、「マスターズ」に弱冠14歳で決勝ラウンドに進出するという歴史的快挙を遂げた中国の新星グァン・ティンランが、今週末、またしても米国ツアー大会の決勝ラウンドに挑む。
ニューオーリンズで開催されているチューリッヒクラシック。2日目を3アンダー「69」で回ったグァンは、トータルスコアでも3アンダーとした。プレー終了時点では44位タイの位置につけ、最終的には57位タイでこの日を終えた。
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「今日はすごく良いゴルフでラウンドできたと思います」とグァン。「たくさんのバーディと、いい浮き沈みがありました。最高のラウンドになったと思います。予選を突破できたのですから」とこの日を振り返ると、「予選通過は1つの目標でした。2日間楽しめたので、週末もベストを尽くし、さらに上を目指します」と明日への意気込みを語った。
2日目を終えて首位を走るルーカス・グローバーとは9打差。グァンが、これを逆転するのはかなり難しいものの、グァンの活躍を見守るゴルフファンにとっては、順位の問題ではないようだ。グァンは、若者から年配の人までありとあらゆる世代の人々を引きつけている。両親もこの日、同じ気持ちでギャラリーの中からグァンを見守った。
グァンは、「そうした人々が自分を見ているのは全然気になりません。むしろ少し気が楽になります。でも、このコースでプレーをする難しさは変わりません」と語る。
イーブンパーで2日目を迎えたグァンは、13番でバーディを奪い1アンダーに。14番ではボギーでイーブンに戻すも、346ヤード、パー4の16番では要所となった17フィートのバーディパットを沈めた。
グァンはその後、1番と4番でもバーディをマークするなど、2度目の米国ツアーを初めてアンダーパーでまとめた。この日のスコアは、これまで6度回ったツアーのラウンドの中でもベスト。1つのホールでボギー以上を叩くこともなかった。
グァンが2日目にマークしたスコア「69」は、ベテランのアーニー・エルスやジャスティン・ローズと同じスコア。出場者の中でグァンと最も年齢の近い24歳のリッキー・ファウラーは「73」で、これを4ストローク上回った。
グァンとほぼ同時に2日目を終えたモーガン・ホフマンは、この8年生(日本の中学2年生に相当)ゴルファーの躍進を「信じられない。何と言っても『マスターズ』に出て、この大会に出てるんだ。すごいことだ…」と称えると、「彼には自分が何をしでかしているのかわかってもらいたいよね。なにせ、この場にいる誰もがあの子のことを追いかけているのだから」と語った。
グァンは昨年、大会のためにここニューオーリンズに1カ月ほど滞在していたことがある。この地で後押ししてくれる大勢の人がいるのが嬉しいとグァンは言う。
「去年ここに来て友達もできたからあまり驚いてはないです。何にせよ、この先もすごく良いゴルフがしたいと思います」。
2週間前、グァンは史上最年少で「マスターズ」を予選突破し、ローアマチュア賞を獲得したばかりだ。
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