今田竜二「今日はパットに苦しんだ」
2013年 HP バイロンネルソン選手権
期間:05/16〜05/19 場所:TPC Four Seasons Resort
2本の4番アイアン/ブラッドリーのバッグの秘密
By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider
HPバイロンネルソン選手権の初日にコースレコード「60」をマークし、10アンダ―で単独トップに立ったキーガン・ブラッドリーのラウンドは、いくつかの点でとても興味深かった。彼は連続ボギーを叩きながら、最後の8ホールで7アンダーを記録した。
さらに何が変かと言えば、コースレコードを記録したこの日の彼のバッグには、2本の4番アイアンが入っていたのだ。そう、これは誤記などではない。2本の4番アイアンだ。例えば過去にも2006年「マスターズ」でのフィル・ミケルソンを筆頭に、2本のドライバーでラウンドした選手は何人かいたが、プロの選手が同じ番手のアイアンを2本使うのは極めて珍しいケースだ。
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同じ番手でありながら、ブラッドリーの2本の4番アイアンは「飛距離とボールの角度」が微妙に違う、と彼は語った。ロフト角21度のクリーブランド 588 MTは、コースを攻める上で重要なロングアイアンだ。このアイアンはヘッドがくぼんだデザインで、より深い重心で低い弾道の球筋が飛ぶと評判だ。
ブラッドリーが愛用するフルセットに、このMTアイアンは含まれていない。しかしブラッドリーを含む複数のプロ選手が、シーズン中にロングアイアンを変更したり、このクラブを併用したりしている。ブラッドリー自身もシーズン序盤は3番アイアンを多用していたが、最近はこの4番アイアンに頼るケースが多い。なぜだろう?
「確かにクラブには“4番”と刻まれているけれど、僕にとっては“3番”なんだよ」とブラッドリー。「もう1本のアイアンよりもロフト角が少し強く、3番と遜色ない、あるいはそれ以上の飛距離が出て、さらに打ち易いクラブなんだ」。もう1本のブラッドリーの4番アイアンはクリーブランド CG7で、こちらは彼のフルセットの一部だ。こちらのクラブはロフト角が25度で、小さめのヘッドが高度な技術の選手に受けている。
「僕のバッグを覗き込むゴルファー仲間が、時々、怪訝そうな顔をするんだよ」と、ブラッドリー。「確かに同じ番手のアイアンをゴルフバッグに入れてるプロを見たことはないけど、僕にはこの2本が必要なんだよね」。
最近クラブの中身を組み替えたブラッドリーは、「ザ・プレイヤーズ選手権」を2本の
4番アイアンと共に戦った。さらに彼は来たる「全米オープン」に向け、クリーブランド 588 MTの2番アイアンを試打していることも認めた。
「全米オープン用に2番アイアン(588 MT)を何本かテストしているんだ。実際の試合で使うかどうかは決め兼ねているけれど、クリーンヒットした時の飛距離は、新たな武器になるからね。(新しい2番アイアンを使うかどうか)まぁ見ててよ」。
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