J.ワグナー、不調のどん底から勝利へ王手 「ポジティブに」
2013年 グリーンブライアークラシック
期間:07/04〜07/07 場所:The Old White TPC
2週連続優勝を狙うハースの心境
By Helen Ross, PGATOUR.COM
ゴルファーたるもの、3日連続で60台でホールアウトできれば満足するだろう。ビル・ハースは違った。土曜日のホールアウト後、彼はドライビングレンジに向かった。
3日目を終わって8アンダーとした彼は、今週、2大会連続の優勝がかかっている。出来うる限りは全て尽くしたいのだろう。18番でバーディを決め、通算14アンダーで首位を快走するジョンソン・ワグナーを追い抜くためには、ハースは明日の最終日、何としてもロースコアで回らなければならない。
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3日目のハースは、15番から3連続でバーディを決めるまでは割と静かなラウンドを送った。最初のバーディパットは32フィートのロングパットだった。続く16番ではまたもや23フィートの長めのパットを沈めた。17番のパー5ではティショットが左に逸れ、男性の膝に当たりフェアウェイに戻るという珍事が起きた。その運も手伝ったのか、ハースは3連続でバーディを獲得した。
「今日はいろんなことが入り乱れた1日だったね」と、ハースは認めた。「良いショットを打ってもバーディが取れないホールもあれば、最後の4ホールで3アンダーを記録できたのは、普通ならそうならなかった可能性もあったよね」。
「ということで、3アンダーでホールアウトできたことを結果的にラッキーだったと前向きに捉えて、練習場で少し打ち込んで最終日(の逆転優勝)に挑みます」。
先週の「AT&Tナショナル」で、最終日を首位タイで迎えたハースは、最終日を「66」で回り、3打差をつけて優勝した。この勝利はキャリア通算5勝目となり、今シーズン7度目のトップ10フィニッシュとなった。
改めて言うまでもなく、ハースは好調であるが、上位争いは精神的にも肉体的にも大きな負担を強いられる。ハースという選手は自分に対して厳しいタイプだ。ウェイクフォレスト大学出身の元全米代表は、目先の目標に集中している。
「今週は好調を維持するだけに必死さ。(最終日に順位が大きく変わった)先週のこともあるから、何があるかわからない、と自分に言い聞かせているんだ」と彼は言った。「明日の最終日は、上位陣には爆発的なロースコアだけは遠慮して欲しいね。そして自分がロースコアを出せば、いい位置で終わる可能性があるからね」。
オールドホワイトTPCで3日目を終えたハースは、これで通算で11ラウンドをプレーしたことになる。彼が60台でホールアウトしたのは、実に9度を数える。2年前の大会でプレーオフでスコット・スターリングスに敗れた経験も、今回は精神的な余裕をもたらしそうだ。
「このホールは(ロースコアを)狙いやすい」と、ハース。「ティショットで半分くらいまで運べれば、アンダーパーを取れる可能性は高いし、ここまでその作戦が上手くいっている。ほとんどでフェアウェイをキープできているし、チャンスをうまくモノに出来ているから、明日もチャンスを作って、最後はパットをしっかり決めたいね」。
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