<佐渡充高の選手名鑑 92>セルヒオ・ガルシア
2013年 ドイツバンク選手権
期間:08/30〜09/02 場所:TPC Boston
アダム・スコットはTPCボストンと相性抜群
アダム・スコット(オーストラリア)は「ザ・バークレイズ」の最終日を「66」でラウンドして優勝を果たし、「ドイツバンク選手権」に臨む。
フェデックスカッププレーオフ初戦に優勝し、世界ランクは11位から2位まで上昇した。このプレーオフシリーズで優勝した選手は、「ザ・ツアー選手権presented by コカコーラ」まで脱落したことがない。
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スコットは今大会でも良い結果を残すだろう。彼の初勝利は、2003年の今大会であり、さらにトップ5入りが5回ある(2004年2位タイ、2010年5位タイ、2012年7位タイ、2011年8位タイ)。
今週スコットは、ビジェイ・シン(フィジー)以来となる、「ザ・バークレイズ」と「ドイツバンク選手権」両大会の同シーズンでの優勝を狙う。シンは2008年のフェデックスカッププレーオフシリーズでそれを達成した。
その他にも「マスターズ」王者のスコットには興味深いデータがある。
スコットは「マスターズ」と「ザ・バークレイズ」で優勝を飾った。今シーズン、複数回優勝を果たしている5人のうちの1人だ。彼はロリー・マキロイ(2012年)とタイガー・ウッズ(2007年)とともに、メジャー大会と、フェデックスカッププレーオフシリーズを共に制した選手となった。
「ザ・バークレイズ」での優勝は、彼のフェデックスカッププレーオフシリーズの21度目の出場での優勝となった。彼のこれまでのベストフィニッシュは2007年「BMW選手権」での4位。「フェデックスカップ」のランキングは2007年が12位、2008年が47位、2009年が110位、2010年が19位、2011年が16位、2012年が25位だった。
スコットは「ザ・バークレイズ」での最終日、マット・クーチャーやゲーリー・ウッドランドとともに、首位から6打差の13位タイだったが、タイガー・ウッズやグラハム・デュレット(カナダ)、ゲーリー・ウッドランド、ジャスティン・ローズに1打差をつけて優勝した。これは「ザ・バークレイズ」の47年の歴史上、最も大きい差を跳ね返しての勝利となった。彼は33歳1ヶ月9日、210大会目の出場で米国ツアー大会優勝は、10度目(非公式だが2005年の「ノーザントラストオープン」も36ホールで優勝)となった。
「ザ・バークレイズ」で優勝したことにより、スコットはフィル・ミケルソン、タイガー・ウッズ、マット・クーチャーに続く、世界ゴルフ選手権大会(2011年の「WGCブリヂストンインビテーショナル」)、フェデックスカッププレーオフシリーズ(2013年「ザ・バークレイズ」)、さらに「ザ・プレーヤーズ選手権」(2004年)を制した4人目の選手となった。
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