◆木曜日の現場から
2013年 シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン
期間:10/17〜10/20 場所:TPCサマリン(ネバダ州)
1打差で初日首位に立ったヘンリー
「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」初日、最終ホールで15メートルのイーグルパットを決めたJ.J.ヘンリーは、11アンダー「60」でラウンド。TPCサマリンのコースレコードを叩き出し、アンドレス・ロメロに1打差をつけ首位に立った。
ヘンリーは前半9ホールを4アンダー「32」で折り返すと、後半9ホールで「28」をマーク。最後の6ホールを6アンダーとし、キャリアハイスコアを記録した。
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「ついにパットが上手くいったよ」とヘンリー。「自分は優れたボールストライカーだと思っているけど、さらにパットが上手くいけば、リーダーボードで上にいくことができるんだ」。
ジェームス・ドリスコル、ジョナサン・バード、そしてジェフ・オバートンの3人が「63」で3位タイ、ウェブ・シンプソンがさらに1打差で追う。
ヘンリーは、シーズン開幕戦の「フライズドットコムオープン」で16位。「新しい制度では、良いスタートを切ることが大事だと思っていた」と、米ツアーのスケジュール変更について話していた。2009年以来の出場となったこの大会で、過去の最高順位は46位だった。
初日、ヘンリーは18ホール中17ホールでグリーンを捉え、僅か24パット。両カテゴリーで1位だった。パットのスコア貢献率「6.243」も1位をマーク。参考までに、2013年シーズンにこのカテゴリーで1位だったグレッグ・チャルマースが記録したラウンド毎のパットのスコア貢献率は「0.854」だった。
好スタートを切ったヘンリーだが、今週はさらにバーディを奪い続けなければならない。この大会では過去5年のうち4度、優勝者は最低でも通算20アンダーのスコアを出している。唯一20に届かなかった年も、19アンダーだった。2008年以降の優勝者の平均スコアは、ラウンド平均「65.6」、4日間では「262.4」。2004年に72ホールの大会になって以降、初日を首位で終えて優勝したのは2012年のライアン・ムーアだけだ。
「今週はロースコアを出さなくちゃいけない大会だよ」とヘンリー。「まだまだ先は長い。でも、好スタートを切れたのは嬉しいし、このチャンスを活かせるよう頑張るよ」。
初日は70人が60台のスコアでラウンドしたが、何人かの有力選手がパーブレークに失敗した。グラハム・デリューは「72」で98位タイと苦戦し、「プレジデンツカップ」でデリューとチームメイトだったブランドン・デ・ヨングも「74」で122位タイ。デ・ヨングは昨年この大会で2位だった。この大会は3年連続でトップ10入りしているニック・ワトニーは「73」で112位タイ、そして先週「フライズドットコムオープン」を制したジミー・ウォーカーは「71」で81位タイにつけた。