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2014年 バルスパー選手権
期間:03/13〜03/16 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)

パワーランキング:バルスパー選手権

タンパ地区の西側に位置し、ピネラス半島の北端にあるフロリダ州パームハーバーのイニスブルックリゾートゴルフクラブは、PGAツアーとの25年間に渡る良好な関係を築いてきた。1990年から1999年までは「JCペニー クラシック」のホストコースとして、PGAとLPGAの男女ペアがチーム戦を競い合ってきた。2000年からはPGAツアーの公式戦に格上げされ「タンパベイクラシック」の舞台となった。記念すべき第1回大会の優勝は、コースメンバーのジョン・ヒューストンだった。

2000~2006年は秋に6度の大会が開催され(2001年大会は同時多発テロの影響で中止)、その後はフェデックスカップの開始に合わせ、3月の“フロリダ・スイング”へ開催時期が移行された。そして昨年9月に、塗料やコーティング材の世界一流メーカーとして知られる「バルスパー」が、新たに4年間の冠スポンサーとして名乗りをあげ、今年から装いを新たに「バルスパー選手権」としてスタートする。

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イニスブルックリゾートのカッパーヘッドコースは昨シーズン、メジャー大会を除くパー「71」のコース中、最難関となる平均「+1.222」打を記録した。最近5年のツアーを通じて見ても高い値だ。5つのショートホール、4つのロングホールで構成される全長7,340ヤードのコースには、8,900平方フィート(約830平方メートル)の広大なグリーンが待ち構えており、スティンプメーターは11.5フィートを計測している。

2013年のツアー全体では、パーブレイカー率(15.21%)が3番目の低さだったほか、飛距離を示すオールドライブ(268.7ヤード;全体4位)、フェアウェイヒット率(61.42%;17位)、パーオン率(60.07%;9位)、スクランブリング(57.84%;20位)、パー3スコアリング(10位タイ)、パー4スコアリング(10位タイ)、パー5スコリング(5位タイ)と、多くのカテゴリーでトップ20に入る難易度の高さを記録した。

16番、17番、18番の終盤3ホールは難関で“蛇の穴”として知られ、昨年実績ではこの3ホールだけで「+0.637」の高い値を記録した。中でも16番は4年連続でコースハンディキャップが最も高く(+0.261)、17番(4番目の難度)、18番(3番目の難度)と続く上がり3ホールは、参加する144選手の緊張感を高めている。

新たな大会名で開催されるトーナメントで、人々はラリー・パッカードの名を忘れることはないだろう。1972年のカッパーヘッドコースを含め、イニスブルックリゾートの全4コースを設計した彼は、今年1月28日に101歳の生涯を閉じた。

週半ばまで残る雨は木曜日には晴れる見込みだ。しかし激しい風と冷気は残る予報が出ており、特に初日のスコアは伸び悩むだろう。最高気温は華氏60度前半(摂氏15度から18度)の予報だが、そよ風が吹き抜ける週末には華氏70度なかば(摂氏24度)まで上昇しそうだ。仮に雨に降られても大雨とはならなそうだ。

ランキング

1、ハリス・イングリッシュ
昨年の7位タイを除いても、2013-14年シーズンの好調ぶりは目を見張るものがある。この大会は11戦すべてで予選通過中で、6度のトップ10フィッシュがある。アジャステッドスコアリングは現在4位。

2、ウェブ・シンプソン
2011年大会は惜しくも準優勝に終わった。過去4戦は最低でも17位タイとコースとの相性は良さそうだ。2日連続の70台で出遅れ、47位タイの低調な成績に終わったWGCキャデラック選手権の巻き返しなるか。

3、マット・クーチャー
2日目まで首位タイだったWGCキャデラック選手権は、13位タイまでスコアを落とした。今季は4度のトップ10入りがある。このコースでの直近3戦はそれぞれ15位以内だ。

4、ジェイソン・ダフナー
WGCキャデラック選手権では同大会の自己ベストとなる9位タイ。フェアウェイヒットも2位タイだった。このコースでは5大会連続でトップ30に入り、2012年には10位タイの成績を残している。

5、ルーク・ドナルド
6位タイ(2010年)、4位タイ(2013年)に挟まれた2012年はプレイオフを制して優勝した。キャデラック選手権では2日目に「82」の大叩きしたものの25位と挽回した。

6、ビル・ハース
WGCキャデラック選手権ではシーズンベストの6位タイ。パットのスコア貢献率は首位だった。パー4ホールのスコアリングは現在2位。2010年大会は16位タイだった。

7、ジョーダン・スピース
WGCキャデラック選手権の最終日に記録した「69」は、わずか9人しかいない好スコアだった。グリーンの感覚を取り戻したか。昨年このコースでのデビュー戦は7位タイだった。

8、ジム・フューリック
2010年のチャンピオンは、その後も13位タイ(2011年)、プレーオフ敗退の2位(2012年)、7位タイ(2013年)と善戦している。16ラウンド中アンダーパーを14度も記録しており、平均スコアは「68.56」と素晴らしい。

9、ゲーリー・ウッドランド
2011年のここでの優勝は彼にとってのひとつの転機だった。先週のドラールでは16位タイ。トータルドライビングではツアー全体のトップ、パーオン率では23位だ。

10、ウィル・マッケンジー
このコースでは5戦中4度の予選通過を果たしているが、25位以上の成績は残せていない。しかし今季はすでに3度のトップ10フィニッシュがあり、ザ・ホンダクラシックでは6位タイだった。

11、ジョージ・マクニール
3戦連続トップ20と好調を保ったまま、彼が得意とするコースに戻ってきた。スクランブリングでは36位、アジャステッドスコアリングでは28位だ。

12、ジェリー・ケリー
先週のプエルトリコオープンは9位タイで、今季5戦にして3度目のトップ15フィニッシュとなった。このコースでは過去4戦してトップ25入りが3度ある。現在スクランブリングでは25位。

13、チェソン・ハドリー
プエルトリコオープンで3日目を終わって首位だったルーキーは、結局、2打差をつけて優勝した。直近4戦は3度のトップ25があり、好調をキープしているようだ。

14、ジャスティン・ローズ
キャデラック選手権では肩の張りと戦いながら34位タイだった。このコースでは7戦すべてで予選を通過し、2011年の5位タイを筆頭に4度のトップ25がある。

15、ケビン・ストリールマン
前年度の王者は2012年にも10位タイに入った。ドラールでは25位タイに終わったものの、パー3スコアリングでは首位だった。目下15戦連続で予選通過中。

情報提供:PGA TOUR

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