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2014年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:05/29〜06/01 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

パワーランキング:ザ・メモリアルトーナメント

2014/05/27 15:36

ミュアフィールドビレッジゴルフクラブに数え切れないほどの改修が施されなければ今年の「ザ・メモリアル選手権」は開催されることはなかっただろう。会場が調整されたことで、今年の大会は更なる戦いが期待できそうだ。

プレジデンツカップ等、グローバルイベントや多くの試合を開催するような会場は、準備の為に一年ほど期間を要す。昨秋のミュアフィールドビレッジもそうだった。オハイオ州コロンバスの冬は記録的な寒さとなり、その影響で会場は隔年イベント(プレジデンツカップ)を開催するには好ましくない状態であった。会場を管理する側にとっても悪夢であり、大きな挑戦となった。

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「思うように芝の色が揃っていないところもあるけれど、大丈夫だろう」とトーナメントの主催者、ジャック・ニクラスはザ・コロンバス・ディスパッチ(新聞)に話し、その話は月曜の新聞に載せられた。「新しい芝だから、少し時間がかかるんだ。競技をするに当たり、表面は完璧だよ。現場の最高責任者ポール(ラットショー)が素晴らしい仕事をしてくれたから、コースの立て直しはうまくいってるよ」と続けた。

新しく植えられた芝に加え、ニクラスは30エーカー程のラフには更に追い蒔きをしなければならないと推測していた。しかし、ミュアフィールドビレッジでは、ティショットが多少ぶれることは不利にはならない。昨年大会を制したマット・クーチャーはフェアウェイキープ率は37位タイと、それを証明してくれた。しかし彼はパーオン率でトップ、ストローク・ゲインド・パッティングで2位だった。彼は7フィート以内からのパットを56回打ち(内17回はカップから3フィート)、外したのはたったの一度だった。

クーチャーは、ドライビングディスタンスでは282.7ヤードで23位と決してロングヒッターではない。ただ、それでも優勝できる。ミュアフィールドビレッジは、全長7352ヤードで年間のトーナメントで15番目の長さ。平均値は280.1ヤードであったため、クーチャーは十分平均を上回っている。

このコースは1974年に完成したが、近年ニクラスが多くのホールに更なる仕掛けをデザインした。昨年大会ではパーオン率61.43%とシーズン15位。パッティングの有効距離は平均5000平方フィートで、イーグルやバーディを狙うのが実に難しい。しかしパーを拾い続けるのは、さほどでもない。ミュアフィールドビレッジは2013年のスクランブル率では第5位。例年とほぼ同様の数字だ。

ミュアフィールドビレッジが、メジャー大会を除いた大会で一番難しいパー72を2年連続で記録しているのは納得だろう。昨年の平均スコアは73.256であった。木曜朝のティタイムまでに雨と嵐は過ぎると予想されている。その後、気温は26度前後まで上昇、乾燥したコンディションになり、風は殆どないだろう。

1位:マット・クーチャー
ディフェンディングチャンピオンの彼が、調子を上げ始めたのは2007年大会の13位タイからだろう。5度トップ10入り。前週コロニアルで予選落ちしたことで、休暇を取る良いきっかけとなった。

2位:ダスティン・ジョンソン
直近のテキサスでの大会では7位タイと14位タイについている。ミュアフィールドビレッジでは過去6度プレーし、2011年の4位も含めて3度トップ20入りしている。

3位:ロリー・マキロイ(北アイルランド)
「BMW PGA選手権」では強さを見せつけ、見事な逆転優勝を果たした。2014年は9大会出場、8度とトップ10入りしている。

4位:アダム・スコット(オーストラリア)
コロニアルでの勝利で世界ランキングトップの座を更に固めた。ミュアフィールドではここ8年で7度プレーし、昨年の13位タイを含み3回トップ15入りしている。

5位:ジム・フーリック
コロニアルでは51位タイ。直近6大会全てトップ20位入り。メモリアルでの賞金ランキング3位。2002年大会優勝、過去18回出場し13度トップ25入り。

6位:ジャスティン・ローズ(イングランド)
2010年大会以降メモリアルへの出場はなかった。過去9大会で6度トップ15入り。直近7大会で5度トップ15位入りしている。

7位:ルーク・ドナルド(イングランド)
「BMW PGA選手権」3位タイ。直近8試合で4度トップ10入り。メモリアルでは彼が出場した直近5大会で全てトップ25入り。

8位:ゲーリー・ウッドランド
13大会連続予選通過。4度トップ10入り、5度トップ25入り。直近ではHPバイロン・ネルソンで7位タイ。メモリアルでは3度プレーし、2回トップ20入り。

9位:J.B.ホームズ
2012年までは7年連続で出場し、13位タイの個人ベストを出した以来の出場となる。4週間前のクエイルホローで優勝。

10位:チャール・シュワルツェル(南アフリカ)
ミュアフィールドビレッジへ6度目の出場。昨年は初日でトップに立ち、キャリア最高の8位タイで終えた。2014年シーズンは7試合出場、4度トップ20入り。

11位:ロリー・サバティーニ(南アフリカ).
最後に出場した2012年大会で2位タイ。2004年以降、彼が出場した直近5大会全てトップ20入り。

12位:ジョーダン・スピース
コロニアルでに14位タイを含め、直近7大会で5度トップ15入り。昨年初出場し、3日目を「82」、最終日を「68」でラウンドした。

13位:ジェイソン・ダフナー
2010年大会以降初めての出場となる。コロニアルではパーオン率5位タイ、カップ接近率6位タイだったがプレーオフで敗れた。

14位:フィル・ミケルソン
「ザ・プレーヤーズ選手権」で予選落ちして以来の出場。直近8大会中4度トップ20入り。ミュアフィールドビレッジでは直近4大会で3度トップ20位入り。

15位:ブライアン・デービス(イングランド)
メモリアルでは直近3大会で全てでトップ25入り。昨年大会では8位タイ。コロニアルでの14位タイを含め、直近3大会で2度トップ15入り。

情報提供:PGA TOUR

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