復帰戦のウッズが会見 「人生を取り戻したかのような気分」
2014年 クイッケンローンズ・ナショナル
期間:06/26〜06/29 場所:コングレッショナルCC(メリーランド州)
世界一を求め、再び動き出したデイ
ジェイソン・デイが今年初め頃、親指のケガで長期離脱しなければならない状況になった時、世界ランキング1位の座は彼の手の届くところにあった。しかし、優勝した「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」から「ザ・メモリアル選手権」までの間に参加した大会は、20位タイで終えた「マスターズ」のたった1度であった。
今週の「クイッケンローンズ・ナショナル」は、デイにとってここ5週間で4度目、3週連続の大会出場となる。来週行われる「ザ・グリーンブライアークラシック」にも参加する予定で、デイは「全米オープン」を4位タイ、先週の「トラベラーズ選手権」を18位タイで終えている。
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「これまでに経験してきたケガより、今回は遥かに多くの事を学んだよ」とデイ。「3ヶ月も欠場し続けるのは、本当に悔しくてイライラしたよ。特に今年は良い形でスタートできていたから尚更だね。でも、それももう乗り越えて、今は前進できているから嬉しいんだ」と続けた。
デイが今シーズンこれまでプレーしたのはたったの7大会だが、3度のトップ10入りを果たし、現在フェデックスカップでは24位、世界ゴルフランキングでは6位だ。
デイは、左手親指の靭帯のケガをしたことにより、2月23日から5月29日の間に1度しか大会に参加できなかった事について、「全て過ぎ去ったことが、今は嬉しい」と語った。
デイがこれまでコングレッショナルカントリークラブでプレーをしてきた功績は素晴らしい。11年の「全米オープン」ではロリー・マキロイに8打差をつけられて2位としたが、最終45ホールはノーボギーだった。更に12年の「クイッケンローンズ・ナショナル」で8位、昨年大会では21位につけた。
「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」での勝利はデイにとって2度目の米国ツアー優勝となった(1度目は2010年の「HPバイロンネルソン選手権)。更に11月の「ISPSハンダワールドカップ」でも優勝を挙げ、今年の「マスターズ」で優勝をすれば世界ゴルフランキング1位の座に手が届くという位置に居た。
「もしケガをしていなかったら、良いショットを打てて(世界ゴルフランキング)ナンバー1に立てていた気がするよ。」とデイ。「もちろん、6位として復帰できるのは特別なことだ。けれど、ゆっくりと上位に上がっていく道を辿らなければいけない。今週、勝利を挙げることができれば良いスタートを切れる思うけれど、それには明日からまたたくさんプレーしていかなければいけないね」と続けた。