By Helen Ross, PGATOUR.COM

2番ホールでホールインワンを達成し、ハンソンは歓声を上げるギャラリーにニコッと一礼（Jeff Haynes/Getty Images）

ジョージア州フェイエットビルに住むアーリーン・ディーコンさんが、ピーター・ハンソンの一番新しいファンになったことは間違いないだろう。

何しろディーコンさんは、ハンソンが「クイッケンローンズ・ナショナル」3日目（コングレッショナルCC）の2番ホールでホール・イン・ワンを達成したことで、クイッケンローンズから1年分の住宅ローンの返済額を手にしたからだ。ハンソンは、223ヤードあるこのホールで4番アイアンを使ってエースを達成した。

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ハンソンは「誰かを喜ばすことができたなら嬉しいね」とコメント。

もしもホール・イン・ワンがコングレッショナルCCの10番ホールで起こっていたら、この懸賞はなんと100万ドルとなり、さらに、選手が選ぶ慈善団体に25,000ドルも寄付されるという。

100万ドルの懸賞は今大会の10番ホールでのみ該当するが、クイッケンローンズでは、2014年残りのPGAツアーのトーナメントで達成されたホール・イン・ワンの度に、ランダムでファンを選び1年分の住宅ローンの返済額を進呈することになっている。

ハンソンにとってPGAツアー大会で初となったこのホール・イン・ワンは、8年間の同大会史上、2番ホールでは初めて。また、今季ツアー全選手では11度目のエースとなった。

「ボールがカップに消えるのを見るのは、いつだって不思議な感じだね」とハンソン。「ホール・イン・ワンを経験した人にしか（ホール・イン・ワンが）どんな感じか分からないと思うけど、それは最高の気分なんだ」。

クイッケンローンズのビル・エマーソンCEOによると、ハンソンのエースはエマーソン氏が見た中で最長とのこと。同氏は、ディーコンさんにこの幸運を伝えることも満喫したという。

「彼女に当選したことを伝えた時の彼女の驚きは目に浮かびますよね。アーリーンさんは、住宅ローンの返済額を獲得するであろう多くの人の中のまだ1人目。さらに、明日はまだ10番ホールのエースで100万ドルを進呈する可能性もありますからね」。

さらに、ツアーの公式住宅ローンスポンサーとなっているクイッケンローンズでは、7月から12月まで毎月、合計10名を応募者の中からランダムで選出し1ヶ月の住宅ローンの返済額をプレゼントする予定だ。

ハンソンがラウンド後にリポーターと話をしていると、誰かが、ハンソンはディーコンさんの家のバーベキューに招待されるべきだと発言。

これに対してハンソンは、「だね。多分、そうしてもらうよ」とコメント。「実のところビル・ハースのキャディからは『飲みものは君のおごりだね』って言われたよ。で、クーラーボックスからゲータレードを取るように言ったんだけど、それは嫌だったみたいだ」と語った。

なお100万ドルの“ホール・イン・ワン懸賞”には、PGATOUR.com内のページか、会場・コングレッショナルCCのメインエントランス、11番ホールのギャラリープラザ、VIPエントランスに設けられた専用デスクで応募できる。（編注・米国に永住権を持つ18歳以上のみが対象です）