メジャー翌週 ホストプロと地元カナダ勢の戦いは・・・
2014年 RBCカナディアンオープン
期間:07/24〜07/27 場所:ロイヤルモントリオールGC(カナダ)
パワーランキング:RBCカナディアンオープン
2014/07/22 14:30
By Rob Bolton, PGATOUR.COM
世界最古のゴルフトーナメント「全英オープン」も終わり、PGAツアーは再び、北米で最も歴史のあるゴルフクラブでの大会で北米に戻ってくる。ロイヤルモントリオールGCでの「RBCカナディアンオープン」はこれで10度目。オシュラ群島の島の1つで、ケベック州イルビザールにクラブが移転してからは5度目となるが、リース・ジョーンズが2007年の「プレジデンツカップ」向けに改修してからは初めての開催となる。
1959年にディック・ワトソンが設計したロイヤルモントリオールGCは、7,153ヤードのパー70。これは米国選抜と世界選抜代表が戦う隔年の対抗戦(「プレジデンツカップ」)の時よりも18ヤード短い。その選抜代表選手のうち、今年は地元のマイク・ウィアーを含む13名のゴルファーがプレーする予定だ。ジョーンズがコースのところどころを完全に変えてしまった今、2007年にここでプレーした13名にとってはっきりとした違いがあるとしたら、それはラフが(以前の)半分の3~3と2分の1インチ(約7.6センチから約9センチ)に刈りこまれている点だ。グリーンは平均5,000平方フィートで、スティンプメーターで計測される速さは11.5だ。
<< 下に続く >>
今回出場する156名の多くにとっては初めてのコースとなるだろう。だが比較的短いこともあり、スコアメイクはツアープロ、特にハーバータウンやジ・オールドホワイトTPCといったショットメーカーのコースで結果を出してきたプレーヤーの腕の見せどころとなる。ロイヤルモントリオールGCで前回行なわれた「RBCカナディアンオープン」2001年大会では6,859ヤードのレイアウトで、スコット・バープランクが14アンダーの「266」で優勝した。彼とデビッド・モーランドIVは同大会2日目、共にコースレコードの「63」をマークした。
今大会ではおおむねプレーに適した天候であるとの予報だ。唯一の懸念は、3日目に雨が降る可能性だけ。気温は摂氏27度前後と高く、会期中を通じて微風から弱い風が吹くようだ。
パワーランキング:RBCカナディアンオープン
1位:ジム・フューリック
「カナディアンオープン」を2度制し、賞金王の常連でもあるフューリック。先週の「全英オープン」では単独4位だった。直近10試合のうち9試合でトップ20入り。フェアウェイキープ率は9位、平均スコアでは10位。
2位: グレーム・マクドウェル
「アイルランドオープン」では6位タイ、「アルストム・オープン・ド・フランス」では優勝、そして「全英オープン」では9位タイと絶好調。PGAツアーのパットのスコア貢献率では堂々の1位。
3位:ダスティン・ジョンソン
グレンアベイでの2013年大会で2位タイを記録し、(カナダ人の有名プロアイスホッケー選手)ウェイン・グレツキーの娘と婚約するなど、カナダとはなにかと縁のあるジョンソン。最近では8試合連続で予選を突破し、うち5試合ではトップ25入りも果たしている。
4位:マット・クーチャー
昨年大会ではD.ジョンソンらと2位タイだったクーチャーだが、直近5試合ではトップ10入りを逃している。とはいえPGAツアーランキングでは9つのランキングで首位に立ち、平均スコアでは5位だ。
5位:ティム・クラーク
「ジョンディアクラシック」で5位タイに入り、直近6試合中3試合でトップ20に入ったクラーク。PGAのフェアウェイキープ率では3位、ピンまでの距離は1位だ。
6位:チャーリー・ホフマン
12試合連続で予選を通過し、うち5試合でトップ20入り。「クイッケンローンズ・ナショナル」では3位タイだった。パーオン率は10位、平均スコアは36位。
7位:ルーク・ドナルド
2014年は4度のトップ10入りを果たし、「RBCヘリテージ」では単独2位。ロイヤルモントリオールGCでの本大会で18位タイになってから13年が経つ今、コースとの相性は良さそうだ。
8位:チャール・シュワルツェル
本大会では4年連続出場となるシュワルツェル。先週の「全英オープン」では7位タイだった。世界各地での直近10試合のうち6試合でトップ20入り。平均スコアでは15位だ。
9位:ジェリー・ケリー
「ジョンディアクラシック」を3位タイで終えてから休暇に入っていたケリー。今年1月以降は4試合でトップ10入り。フェアウェイキープ率30位、パーオン率57位、スクランブル率36位で、パー4のスコアでは9位タイだ。
10位:グラハム・デラエ
カナダのトップゴルファー、デラエはPGAのボールストライキングで1位、平均スコアで21位につけている。最後にトップ20位に入ったのは、今年5月の「クラウンプラザインビテーショナル」だった。
11位:ブラント・スネデカー
昨年大会の覇者スネデカーが再びグレンアベイでプレーするのは2015年までお預け。だが、「全米オープン」での9位タイを皮切りに、3試合連続でトップ25入りを果たしたばかりだ。
12位:スコット・ブラウン
「ジョンディアクラシック」では5位タイに終わり、パットのスコア貢献率は2位だったブラウン。今季のパットのスコア貢献率では30位だ。2013-14シーズンではこれまで4度のトップ10入りを果たしている。
13位:デビッド・ハーン
カナダ人のハーンはボールをしっかり運び、出場権を手に入れた。直近9試合のうち6位タイだった「ザ・プレーヤーズ選手権」を含む8試合で予選を通過している。
14位:カール・ペターソン
セントジョーズG&CCでの2010年大会で優勝したペターソン。TPCサウスウィンドでは3位タイ、TPCリバー・ハイランズでは7位タイだった。パー4のスコアでは24位タイ。
15位:ラッセル・ノックス
コングレッショナルCCで24位タイに入り、今季7試合目のトップ25入りとなったノックス。今回はそれ以来の参戦となる。ボールストライキングでは21位、平均スコアでは26位だ。