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2021年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/11〜03/14 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)

今も破られない金字塔 1994年「プレーヤーズ」グレッグ・ノーマンの優勝ギア

1994年の「ザ・プレーヤーズ選手権」は、グレッグ・ノーマンの真の偉大さが見られた大会だった。豪州のレジェンドは27年前にTPCソーグラスにやって来ると、コースを征服し、今日まで残り、この先も破られそうにない記録を打ち立てた。

その年の大会初日、ノーマンは「63」をたたき出すスタートダッシュを決め、フレッド・カプルスが2年前に出していたコースレコードに並んだ。その後、豪州のカリスマが振り返ることはなかった。2日目以降、ノーマンは3日連続して「67」をマークし、見事通算24アンダーで大会を制覇したのである。

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トロフィーを授与する際、ノーマンの圧倒的なパフォーマンスに畏敬の念を感じたPGAツアーコミッショナーのディーン・ビーマン氏は、世界に向けて「この先破られることのない記録というのはいくつかあります。この24アンダーもその一つだと思います」と述べた。

今日に至るまで、「ザ・プレーヤーズ」でノーマンによる通算24アンダーという記録に迫った選手はいない。実際のところ、1994年の大会で2位に入ったファジー・ゼラーの通算20アンダーでさえ、ノーマンが栄冠に輝いた後の全ての「ザ・プレーヤーズ」を制覇するのに十分なスコアだった。

1994年の大会をノーマンと4打差で終えたゼラーは、クイーンズランド出身のノーマンによる圧巻のパフォーマンスにいて次のような賛辞を贈った。

「私はここで20年飯を食っているが、これまで72ホールを通してここまで良いプレーをした選手は見たことがないと思う。彼は全てを極めてうまくやってのけた。ドライバーショットは極上で、パットも極上だった。スイングに一切よどみがなかった。これっぽっちもね」

その週のフロリダでは、ノーマンにもたった一つだけフラストレーションがあった。この豪州人選手はその週をノーボギーで終えるべく、容赦ない精度と攻撃性が絶妙に入り交じったプレーで、66ホール目まで成功裏にプレーした。

しかし、日曜日の13番ホールで、2.7mのパーパットのライン上に木の葉が落ちたことで、ノーマンは遂にその週初にして唯一のボギーをたたいた。

TPCソーグラスの歴史においては、上がり3ホールが恐らくどのPGAツアーの上がり3ホールよりも劇的な展開をもたらしてきたため、いかなるリードも安泰ではない。だが、39歳のノーマンは、その週に見せつけてきた自身のアンタッチャブルなゴルフにふさわしいやり方で大会を締めくくった。

16番をパーとしたノーマンは、長年にわたり幾多の夢を打ち砕いてきた厄介なパー3の17番にさしかかった。自信に満ちあふれた豪州人選手は9Iを振り抜くと、ピンそば60cmにつけてバーディを奪ったのである。

18番でタップインバーディを奪って堂々たるフィニッシュを遂げ、この先も脅かされそうにない通算24アンダーという大会レコードを打ち立てた。

このクイーンズランド人にとって、1994年の「ザ・プレーヤーズ」での勝利は、ワールドワイドで挙げた88勝のうちの66勝目であり、輝かしいキャリアにおいて最も圧倒的で優れた勝利だったと広く認知されている。

グレッグ・ノーマン:1994年「ザ・プレーヤーズ選手権」使用ギア

ドライバー:コブラ キングコブラツアー(8.5度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド X300
3番ウッド:マルマン コンダクター(13度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド X300
アイアン:コブラ ノーマングラインド(1番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド X100
ウェッジ:クリーブランド 588(57度)
パター:ピン アンサー2
ボール:マックスフライ HT 100
グリップ:ゴルフプライド ツアーベルベット フルコード

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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