2022年 WMフェニックスオープン
期間:02/10〜02/13 場所:TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)
テーラーメイドと契約延長 コリン・モリカワ2022年への取り組み
テーラーメイドは15日(火)、メジャー2勝のコリン・モリカワと契約を複数年延長したことを明らかにした。モリカワは輝かしいプロとしてのキャリアを通して同社の用具を使用しており、その関係は今後も継続することになった。
25歳のモリカワは、2020年「全米プロゴルフ選手権」、2021年「全英オープン」のメジャー2勝を含むPGAツアー通算5勝を挙げている。昨年秋は欧州ツアーの「DPワールドツアー選手権」で優勝し、米国人として初めて「レース・トゥ・ドバイ」を制した。現在は世界ランキング2位につけている。
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モリカワは「テーラーメイドは、僕のプロとしてのキャリアを通じて一緒であり、今後も長年、チーム・テーラーメイドの一員でいることに興奮しています」と声明を発表した。「他の追随を許さない用具とツアーチームの献身的な努力により、テーラーメイドは世界最高のゴルフ用具メーカーとしてスタンダードを確立している」
昨年の「全英オープン」制覇は、テーラーメイドのスタッフによるリンクスコース特有のコンディションに対するターフの抜けを最適化するためのPシリーズアイアンの混合セットの調整があってのものだった。
その前週の「ジェネシス スコットランドオープン」でアイアンショットに苦戦したモリカワは、7番から9番アイアンをそれまで使用していたテーラーメイドP730アイアンから同社のP7MCモデルに変更した。P7MCの方がターフの抜けが良いため、より芯で当てやすく、寛容性も僅かながら高いことを察知し、変更を敢行したのだった。
「いつもはブレード型にしている9番から7番アイアンを変更したんだ。MCに変えた厳密な理由は、僕が芯でとらえられていなかったから」と、ロイヤルセントジョージズでの第2ラウンドを終えたモリカワは述べていた。「これは非常に重要な3本のクラブで、僕の得意クラブでもあるんだ。特に8番アイアンはバッグの中で一番好きなクラブで、前週、これが上手く打てていなかったので、何か違う物を試してみないといけないのは分かっていたんだ」
テーラーメイドのエイドリアン・リートベルドはモリカワを「純然たる変更理由がない限り何も変えない男」と表現した。
「全英オープン」以前、モリカワはPシリーズのコンボセットを使用しており、4番をP770、5番と6番をP7MC、そして7番からPWをP730の構成にしていた。モリカワと話し合った上で、練習のルーティンを見ていたリートベルドは、モデルによるソール形状の違いにより、6番アイアン(P7MC)から7番アイアン(P730)へのつなぎが問題になっているのではないかということに気付いたのである。
また今年、モリカワは同社の新しいステルスシリーズのカーボンウッドドライバーに乗り換えている。
「ボール初速の向上が見て取れたんだ。ここまでのアップを目にしたのは、実のところ初めてのことで、これは最高だね」とモリカワ。「少しでもボール初速が上がれば、飛距離もそれだけ伸びるから、役立つことになる」
「僕はそんなに強くなったわけではないし、そんなに大きくなったわけでもないのだけど、ほんの少しでも飛距離が伸びれば、それは時として特定のホールでは有益だからね」
以下がモリカワのバッグに収まるテーラーメイドのクラブだ。
・ステルス プラス ドライバー(9度)
・SIM ロケット 3番ウッド(14度)
・ステルスプラス 5番ウッド(19度)
・Pシリーズ コンボセット アイアン&PW
・ミルドグラインド 3 ウェッジ(50度、56度)
・ミルドグラインド 2 ウェッジ(60度)
・TP ジュノロングネックパター
・TP5 ボール
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)